2012年3月9日金曜日

どの学校でも改革が進む「教育現場を動かすポイント」

本日は弊社主催のセミナーの中で、吉村先生のお話を拝聴しました。
本当にすごいお話だと思いました。
学校改革には時間がかかるといわれることが多いですが、吉村先生のご実践ならばこの学校改革の時間が大幅に短縮されること間違いなしではないでしょうか。
しかも誰でもどの学校でも当てはまる実践なのです。
以下にポイントを紹介します。


●自分が実施(実現)したいことは事前に中核となる現場教員に相談(提案)する。
●そして、相談(提案)内容についての問題点など率直な意見を全部すいあげる。
●それら意見を反映させた自分(改革推進者)からの提案を職員会議で提案する。
●そして何度かやりとりをして約1か月間で決定する。
→これをやると自分自身がやりたいことに現場教員の意見が反映されるのでみんなの総意で出来上がった実践(アイデア)ということになり、実現度(納得度)が格段にアップすることは明らかですね。

そして、
●学校づくりの理念も実践も改革推進者は理解しているけれどそれを推進者が自ら現場に提案するだけでなく、教員複数名で他校視察をし見たり聞いたりしたことを通じてどのようなことを感じ、本校で何ができるかを先生方に考えさせている。
→現場の先生が改革の必要性を適切なレベルで感じていなかったり、あるいは、改革の具体的なアイデアがあまり豊富でなかったりすることが一般的にはあります。が、それでは良い実践をやろうという決定がなされなくなります。そうではなく、良い他校の事例をみてもらって見学した先生が自ら考える機会をつくるのです。推進者が主体になったアイデアを中心とせずに先生方にすごい学校の事例をみてもらって考えさせているのです。このように若い先生や中堅の先生に、「社会に求められる学校像」「学校が社会に価値を提供するのに今本校に必要なこと」を考えてもらうことはたいへん重要ですね。教員自身が変わらないといけないことを教員自らが気づかれるようです。

さらには、
●“口だけで行動しない人” “自分のことを棚にあげ別のところに問題を求める人” は、「私は徹底的に好きではありません。」ということを教員集団の中でさらっとおっしゃっておられる。
→不足を相手に指摘するのをためらうのは人間としてはむしろ普通の感情ともいえます。が、吉村先生は相手にとっても学校にとっても社会にとっても必要なことであれば不足していることもそのまま相手に伝えておられるのです。言われた相手も愛情もってさらっといわれると反発ではなく素直に受け入れられるようです。

最後に何よりなのは、
●大半の人が大変でおもしろくないと思っている仕事を誰よりも前向きに楽しんで取り組まれていることだと思います。
●例えば、学校で今まで取り組まれていなかったことを導入しようとすれば抵抗がおこります。抵抗が強ければ新しいことを導入することがとても価値が高いとしても抵抗されることのストレスによっておもしろい仕事ではなくなってしまいます。
●このように多くの場合おもしろくないこととして受け止められている仕事でもそれをおもしろいものにし心から楽しんで取り組んでおられるのです。
→改革推進者がつらい顔をして実践されていると、改革推進することはやはりおもしろくないことなんだと周りの人は知らず知らずに思ってしまいます。反対に、楽しそうに現場とのやりとりを日頃から実践されると、学校改革も気持ちや取り組み方ひとつで楽しいものになるのだということを周りの人に無意識のうちに植えつけられるのだと思います。

こうやってみてみますと、つまりは、「人が動くポイントを見極め、それを楽しく推進していく」ということになります。これであれば、誰でもどの学校でも必要で新しいことの導入がこれまでよりも簡単に進むと思います。

なんともすばらしいことに気付いた記念すべき日となりました。
本当にありがとうございます。

2012年3月1日木曜日

3月9日吉村先生の特別セミナー 残席わずかとなりました

以前にご案内しておりました

 3月 吉村先生×ヒューマンリンク コラボセミナー(ご案内・お申込書)

 圧倒的クオリティで学校改革を総括
―『教員組織マネジメント』『生徒募集』の2点を中心に総括します―


が予想どおりいつもより多くの先生方にお申込みをいただき、お席が少なくなりました。
今回がおそらく最初で最後の機会になろうかと思いますので、ご関心おありの方は早めにお申込みください。新たなるご発想のヒントにしていただきたいと思います。