2013年12月25日水曜日

先生というインガなお仕事

今日も学校に訪問しています。

お会いした先生のお子様の体調が最近優れない
というお話をお聞きしました。

現在は高校をご卒業され浪人生でられる。
けれど、勉強が手につかない。

高校2年生までは学年でトップクラスの成績だった。

それがいろいろなつらいご経験があり、最近はそれが極まり、
ご自身の至らなさを責める気持ちが必要以上に強くなっておられる
ということでした。

先生は親として「これまで何もしてやれなかった。」と悔やんでおられました。

先生というお仕事は、
ご自身のお子様の体育祭や文化祭という晴れ舞台を
(つとめる学校の行事と重なるため)見ることができないんだな、
と改めて思いました。

この先生は、
学校を良くすることに、
子供たちを最大限にのばすことに、
そして、正しい方向で伸ばしていくことに、
全身全霊をこめておられる方です。

そんな子ども思いで厳しい先生が少し涙ぐんでおられるようでした。

私はお話をお聴きすることしかでませんでした。

でも帰ってきて今私が強く思いますのは、
先生のお子様には、
あのときの経験があったから今がある、
という将来が待っているのではないかと
ということです。

今日はキリストの誕生の日、新しい潮流が生まれる日であろうと思います。

このようなお話を打ち明けていただいたすばらしい先生と
やさしくて真面目なお子様の転機を思いながら、
クリスマスを祝いたいと思います。



2013年12月20日金曜日

「お互い様でございます」


先日、外出先でタクシーに乗りました。

この運転手さん、
頭髪は、染めたわけでもなく、ほぼ真っ黒。
声は、大きいわけではなく、ハリのある通るお声。
運転は、落ち着いていて、心底安心できる判断力と手さばき。

最初は何となく乗車し、寒くなりましたね、のような談笑しておりました。
そして、ふと年齢の話になり、お年をお聞きしますと、
なんと73歳とおっしゃるのです。
上記のような運転と容姿でしたので、どうみても50歳ぐらいにしか見えません。

これは何かを持ってられる方と思い、質問をこちらから繰り出すと、
⚫ご飯は、1日に、1食か2食。
⚫仕事は8時から15時まで。
⚫その後はゆっくりする。
⚫贅沢はしない。
⚫今の世の中はその気になればいつでも贅沢できる。
などを聞き出すことができました。

私は
今の世の中はその気になればいつでも贅沢できる。」
のフレーズがとても印象に残りました。

運転手さんは
⚫いつもはこのようなことは言わないのですよ。
ということでした。

降りる際、1170円の運賃でしたので、
1500円をこちらから出したのですが、
返ってきたおつりはなんと400円。
私はあわてて
「運転手さん、もらいすぎっ!」
といいましたら、

「いいよ!」
とのこと。

私は、
「おまえさん、素晴らしい人生を満喫しなさいよ!」
という運転手さんのメッセージなんだと思い、
そのご好意をそのまま受け取りました。

教えや気づきは、本当にどこにでもあるんだな。
今日も素晴らしい日常を過ごせています。
ありがとうございます。