2015年3月13日金曜日

学校選び 気をつけること

学校の仕事をしている中で以前から気になることは
教員の戒めの意味を込めて
「組織の一員としての責任を果たさなければならない。」
と言われることが多いということです。

実際、
生徒指導一つとっても指導の基準が教員によって異なることが多いです。
教科指導(授業)も教員によって指導スキルや成績の伸びが異なります。


教科をあげて取り組む
学校をあげて取り組む
学年をあげて取り組む

組織をあげて取り組む
このことが何年も前から学校では課題なのです。
実際は、これが今でもできていない学校が大半です。

どの学校も課題と感じてはいますが、改善することへの真剣さが
足りないと思われます。

受験生や受験生の保護者の皆さんは、学校選びの際、

「教員によって生徒の伸びが異なる現状はあると思いますが、
その差はどれぐらいですか。その差の小ささが分かるデータが
あればオープンにしませんか。」

という質問や提案をされるといいと思います。

少しいじわるな質問かもしれませんが、
教育を受ける側が学校教育に責任をもつ時代です。
最大限の思いやりをもって学校に関わりましょう。

その学校の本当の中身が分かるかもしれません。

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外を知る

本日、東京の全国研修交流会がありました。

このイベントは私学の先生に講師として学校の実践をご紹介いただくものです。
今回の学校は、すごすぎて記事にするだけでは信じてもらえないのですが、
数字では語れない成果が数多くあります。

その一端ですが、例えば、
・新しい実践でも反対する先生は誰もいない。
・生徒指導の足並みがストレスなく揃っている。
・生徒も教員も底抜けに明るい。
・「これが守れなければ教員という職を変えてください」と公言しても
問題になるどころか、それが当たり前の風土となっている。

このような学校の校長先生にお話しいただきました。

このような成果が上がる理由について、参加者からの質問が相次ぎました。

講師の先生からは、いろいろなお取り組みをご紹介いただきましたが、
その中で私がこれだと思いましたのは

・教員は外を知らないから知ってもらうように、
研修や他校に5名ほどで派遣してきた。
・本当にいろいろなところにお世話になってきた。

というお言葉でした。

外を知らないと現状でいいとなってしまうのかもしれません。
反対に外を知ると危機感や新しい価値を生み出す必要性を
自らもつようになるのかもしれません。

研修最初は表情が硬かった参加の先生が
帰る頃には何かを決心されたような表情を
されていたのが印象的でした。

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2015年3月10日火曜日

正しさよりも共感できるテーマ

組織の発展を考える時
現状の課題を特定しその課題に最適な方法を考えます。
合理的な方法を考えようとするものです。

先週ある学校で学校ビジョンについてのセッションを
持ちました。
丸一日、いや、二日経っても、話し合いを終えようとは
されないのです。
今よりも良い学校にしたいという教員の思いが次々と
湧き上がるのです。
日頃表明しないことをメンバーの前で表明する。
本当の自分を表現するのです。

見ているとこのような話し合いをもっともっと持つといい
のかなと思いました。

そして、必ずしも現状課題を解決するのに最適なものでは
ないように見えました。
それでもチームメンバーが心底共感できるビジョンができ
つつあるのかなと思いました。

『正しさ』よりも『共感できる』ビジョンや実践を
共に考えていきたいと思った体験でした。

本日は広島で新学力に関するセミナーです。
満席でご参加いただけず申し訳ありません。
また企画しますのでお待ちください。

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2015年3月5日木曜日

学力問題における核心的解決策一つみつけたかな?

昨今、探究する力、情報を活用する力の重要性に焦点が当てられています。
生徒主体の活動や課題研究などに取り組むいいとされています。
これが十分にできるとたいへんいいですね。

そして
これと同時に重要になるのが基礎学力の定着だと思われます。

ある学校の中学3年生(学力上位生徒)に中学学力の基礎学力を診断するテストを受けてもらいました。そうするとごく基本的な問題を理解していないという結果。
この学校に特有なことではなく類似の事例がどの学校にもおこっています。

このままですと、
基礎学力が十分でない生徒が「探究」する。
ということになりかねません。

順番としては1.基礎学力  2.探究。
が正しいのではないでしょうか。

具体的にはどうすればいいか。
一度取り組んだ内容をスパイラルに何度も学習することを
学校カリキュラムに課さないといけないのではないでしょうか。
現状はこれが課されていなく、大半の学校では実践されていません。
よって
上記のような基礎学力が不足していて高校で学力向上しないという生徒が
多くなっていると考えられます。
課された単元を普通にカリキュラムに組み込んでこれを先取りしているのが現状です。

学校選択をするときには、

1. 探究するための基礎学力定着のスパイラルカリキュラムがあり、
2. この培われた知識を使って「探究」することに取り組んでいる。

このような学校を見つける意識をもつといいかもしれないですね。

今度上記の学校で授業見学会を開催します。
スパイラルカリキュラムと探究の両方に取り組むことにチャレンジしておられます。

今から筆者自身が楽しみです。

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2015年3月4日水曜日

新テストをきっかけに躍進するセミナー締切のお知らせ

卒業式がおわりホッとするのもつかの間、
年度末はどの学校も多忙な時期です。

今年度の締めくくりから新年度への準備。
新入生が確定すれば新年度への準備が一気に加速します。

そのような中、弊社も例にもれず多彩な企画となっています。

中堅研修、担任研修、授業アンケート、広報講座、
新テスト対応の新学習システム、授業見学会、などなど。
(この中にはまだご案内できていないものもございます。)

これらの中の
新テストをきっかけに躍進するセミナー[広島開催]
は、お申込み多数で満席となりました。

ありがとうございます。

今後も新しい企画をどんどん行ってまいります。ご期待ください。
また、ファックスやメールでのご案内を行っております。
ご希望の方は弊社までお問い合わせください。




2015年3月1日日曜日

かけがえのない日常


卒業式シーズン到来ですね。
卒業式真っ只中の学校に訪問していました。
授業をもっと良くすることに私も共に取り組んでいる学校です。


お会いした先生はいつもより増してあたたかい表情をしておられました。
そして、涙腺が緩んでられるように私には見えました。

学校は空っ風が吹いていましたが、卒業生たちは名残り惜しむように談笑し
その姿はやはりあたたかい雰囲気に包まれていました。

泣いても笑っても、
制服を着る・仲間と共に登校する・勉強する・喜怒哀楽を共にする
のは今日を最後にもうありません。

毎日当たり前のように着ていた制服を
明日から着ることはもうないのです。

すごくすごく寂しく思うと同時に、
自然も世界も自分も否応なしに変化していっているんだ
といつもより強く感じた今日でした。

また、

別れは生徒だけではありません。
30年以上もその学校一筋でられた先生が異動されるというのです。
その学校を離れ、他の学校へ。
お顔は笑顔でしたが、記憶が蘇っておられるようでした。

ということは。。。

毎日悔いのないように生きよう
本当に良かったと後から振り返れるように生きよう

胸が熱くなる1日でした。