2020年7月27日月曜日

コロナを乗り切れるか 自己管理力が試されている

コロナ感染が増えています。
第二波と呼べるのかわかりませんが、感染が拡大しています。

スペイン風邪では、第二波に致死率が10倍になったとされています。

このような報道がなされていますが、
私が思いましたのは、
・同じ報道を知らされていても、備えについて、意識が人によって大きく分かれる
ということでした。

自分の身近でも、
・手洗いをマメにする人、一方、そこまではしない人
・うがいをマメにする人、一方、そこまではしない人
・免疫力をあげる努力を日常からする人、そこまではしない人
いろいろな人がおられます。

これからの時代を生きていくには、
●答えのない課題を自分で切り開く力が必要
と言われていましたが、まさに今そのような状況になったと言えるのではないでしょうか。

致死率が10倍になったことが過去にはあったもしれないが、今回はそこまではならないのではないか、と思ってしまう自分をなんとか排除して、私は最悪の想定をして、備えとしてできうることはすべてやるのが今回の答えではないかと思っています。

そこまではいいだろう、という油断をすべて取り除いて、万が一にそなえて、考えられることはすべてやる。

そのようにいいながら私も「そこまでするのはまだ先でいいか」「これぐらいで大丈夫だろう」と思ってしまっています。
これまでに続いてきた生活はこの先も続くと思ってしまうのかもしれません。
頭で危機とわかっていても、気持ちと身体は慣性に流されています。

前回記事で紹介しました修道中学校高等学校様のベーシックルーブリックにある「開拓者」「独立心」はそのあたりのことを本当にうまくついた独自の内容だと思います。

流されないで自分の意思を貫くというのは難しいことなんだ、とつくづく思います。
また、今回はそのあたりの人間の弱さも試されているのかもしれないですね。

2020年7月25日土曜日

進むべき方向をはっきりと見据えましょう

このままでは日本の子供たちの学力レベルが低下してしまうと言いながら、
なんとなく危機感が感じられない状況だと私は思うのです。

危機感があまり高くない原因を少し考えてみました。
いろいろあるのでしょうが、大きいのは

・目指すものがぼやっとしている
・がんばろうとはいわれるが、数値的に成長の成果が示されるのは、
具体的には定期テストとか模擬テストぐらいしかない

という部分ではないでしょうか。

そこで出てきたのが、『ルーブリック』です。
このブログでも何度も紹介させていただきました。

ルーブリックの特徴には
・目指すものをはっきりと認識できる
と同時に、
・現状の自分には改善すべき課題がまだまだあると意識づけできる
という部分があります。

日本の教育界では、ルーブリックの必要性が数年前より言われております。
いろいろな学校で試行されているのを拝見させていただきました。
教科における理解度や達成度を測るルーブリックが一般的には多いのではないかと思われます。

私どもヒューマンリンクでもルーブリック導入のお手伝いをさせていただいてきました。
私どもが最もおすすめするのは「望ましい価値観をもっているか」についての価値観ルーブリックです。

価値観は人間形成のベースであるという考えから「ベーシックルーブリック」とも呼んでいます。

ルーブリック策定をご一緒した学校のベーシックルーブリックはどれもすばらしい内容のものばかりですが、特に自信をもって紹介できますのが、広島県の修道中学校高等学校のベーシックルーブリックです。

(修道中学校高等学校の公式HPに公開中)

弊社 株式会社ヒューマン・リンク 

2020年7月18日土曜日

まだまだ注目校になれる生徒募集

今回は、高校を受験する側になって思ったことです。

私は、コンサルタントとして色々な学校に回らせてもらっていて思っていたのは、
・私学の生徒募集は考えられる手を尽くして佳境に入っている
・これから新しい手を施して生徒募集しても現状を変えていくのは難しいのではないか
ということでした。

説明会やオープンスクールのイベント、デザイン性の高い学校案内パンフレット、更新頻度の高いホームページ。

弊社が創業スタートした平成のはじめごろは、なかった取り組みばかり。
工夫と試行錯誤の結晶と言えるものが目白押しです。

なので、「A校はこのような取り組みがある。一方、Bはあのような取り組みがある。」というような特色が受験生側にある程度伝わっていると思っていました。

が、実際に受験する側になって思ったことは、
私立も公立も、「○○のような特色があって、高校時代にこのような体験や成長ができる。」のような内容はほとんど伝わっていない。
ということでした。

なので、学校選びをするといっても、決定打がないので、選びようがありません。
したがって、学力にあったところで選ぶ必要があるから選ぶ、というような状況でした。
これは自分だけでなくまわりをみわたしても大方このような感じだったのではないでしょうか。
(がんばりたい部活動がある生徒は別ですが)

今生徒に探究活動を求めることが多いようですが、

生徒にやらせるだけでなく、

学校も
●良い教育、良い学校、絶対に入りたいと言わせる学校づくり
に向けての探究活動に邁進する時期なのではないかと思いました。

2020年7月3日金曜日

竹をわったような生徒募集

生徒募集というのは、うまくいかなくなると、どんどんうまくいかなくなる傾向があります。
懸命に努力してやっているのに、あんまり成果が上がらないな、ということがよくあります。
それどころか、横ばいであったものが、2~3年単位でまた減少になってしまいます。

反対に、うまくいきだすと、そんなに特別なことしてないのに、受験生入学生が年々増えていくのです。この少子化の時代でも、関係ありません。

何がこれをわけているのでしょうか。

今日、思いましたのは、
・「HPや説明会やパンフレットなど生徒募集のあらゆる場面で、竹をわったようにわかりやすい表現をしている」
ことの重要性です。

わかりやすい表現ばかりの学校は、学校選択する側からしますと、その学校のことがイメージしやすいのです。
イメージしやすいということは自分(や自分の子供)がその学校で活躍する姿もイメージしやすいです。

反対に、まじめに説明したり、長い時間をかけて説明したり、というのは一見説明する側からすれば、ここをわかってほしいという思いの表れなので、良い面もあるのですが、学校選択する側からみますと、少し敷居が高いように感じるのかもしれません。

・努力している点はわかった
・勉強をがんばっている点はわかった
・成果があがっている点はわかった
・が、
・少し大変そう
・うちの子はやれるかな
という気持ちになりやすい側面があると思います。

私どもが支援している学校の中で生徒募集で成功している学校がどのような表現をしているかを調べてみました。

それらの学校の表現で出てくる言葉を拾いました。

・可能性
・挑戦
・楽しさ
・喜び
・夢
・希望
・○○大好き
・前に進む
・目標
・本気
・真っ向勝負

このようなHPやブログなどを拝見していると、なんだか元気になります。
難しい、説明が要る、少し重めの内容などは、まったくありません。

説明会などでどのように学校紹介をしておられるか、私には簡単に目に浮かびます。
「・本校はこれらのことを意識し、みんなで取り組んでます。
・私たちはまだまだできるのではないかと思っています。
・みなさんも本校に入学し、一緒に真っ向勝負しませんか。」

このような感じだと思います。
さあ、みなさんも、考えすぎないで、今すぐ真っ向勝負しましょう

2020年7月2日木曜日

組織を動かすのは「シンプル」なルール

今日思いましたのは、「決定したことは従う」ことの重要性です。
今このように厳しい状況になったときに、このルールを守るかどうかは、組織の行く末を左右するぐらいの重要事ではないでしょうか。

最近テレビによく出演しておられる元○○○知事、元○○市長の方の著書を読んで、あのなかなか動かない行政を動かしてこられた理由がよくわかりました。
パフォーマンス先行でられるようにテレビからは見えたりもしますが、著書を読みますとそのようなことはない、動かしてこられたのはこの方の実力だ、と思いました。

その著書で、「決定したことには従ってもらう。」ということは絶対に譲らなかった。意見が異なる重鎮の人とも最初にこの組織のルールは大前提であることを確認しあってから本音同士のぶつかり合いの議論を始めたとあります。
なかなかできないことですが、腹を決めてやってこられたのでしょう。

学校ではいかがでしょうか。

私共も研修会に多くの先生方に参加いただくのですが、「前向き」に参加される先生と「いやいや」参加される先生とに分かれるのです。

参加すると決定(承服)したから、全力で勉強する人 と
参加すると決定(承服)したのに、いやいや行動してやったふりをする人

冒頭のルールを適応しましたら、「いやいや」研修に参加するのは組織大前提のルールを違反していることになります。
そのような態度をとっていて物理的なお咎めがないならばそこで働く人にとっては「そのような態度をとっても許されるのだな。」ということになり、自分はそのような態度をとっていないのだから、「今の仕事振りでもだいぶましだよね」という風に、楽な方へ楽な方へと流れてしまいます。

このようなことは言われなくてもわかってる、と思われる方も多いかと思いますが、いざ本当に実践ができているのかと自分の行動を振り返ってみると、なかなかできていないかもしれないと思いました。

行政をも動かしたこのシンプルなルールは、今だからこそ見直されるべきものではないでしょうか。

2020年6月29日月曜日

今、大阪が動き出しています 公立大学統合

今、大阪が動き出しています

大阪公立大学 名称決定
https://www.jiji.com/jc/p?id=20200626184435-0035050384

公立大学法人 大阪
https://www.upc-osaka.ac.jp/

現在の日本の大学の現状に対する問題提起という側面で、とても意味があると思いました。

大阪府立大学と大阪市立大学の統合です。
公立大学が統合するというのは日本ではあまり例がありませんでした。

そして、単なる統合におわらせるわけではないという構想が感じられます。
実際にどのような大学になっていくかはもちろんこれからですが、このような動きは歓迎すべきことのように思います。

大学受験者数が毎年減少してきているという現状を変えていくひとつの起爆剤にもなります。
日本を代表する大学となって、他の大学に刺激を与えてほしいと思います。

そうすれば、他の大学が持っているリソースは今よりもっと活用されるでしょう。


2020年6月24日水曜日

学力向上 気づいた人から始めましょう

ふと本日に思いましたのは、
・落ちこぼれの生徒を学校の今のシステムが作ってしまっている
ということでした。

もっと注目しないといけないこととして、
・中学履修内容をマスターしていれば大学センター試験で7割はとれる。
・中学で学ぶことは小学校で学んだことをもう一度おさらいしている部分が多い。
という点があろうかと思うのです。

何が言いたいかと言いますと、
・小学校のときに何かにつまづいて勉強をおろそかにしてしまった。
・だから勉強がわからなくなってしまった。
場合に、勉強に対して失望しなくてもいい履修内容になっているのではないかということです。

高校でわからなくなれば中学内容を徹底すれば、センター7割とれるのです。
中学でわからなくなれば小学中学内容をやれば、できるようになるのです。
みんな、あきらめるのがはやすぎて自分でレッテルをはってしまっているのが現状と思うのです。

上記のように一旦「勉強がわからない。成績がふるわない。自分は勉強が苦手だ。」となったときに、学校からもらう成績がダメ押しとなって、自分の思い込みや学校の成績で烙印を押してしまう形になってしまっているのではないでしょうか。

そうではなく、小学校や中学校で成績を出すときなどに、少しの工夫をすればいいと思うのです。

例えば、
・先生からは「今回はこの成績だったけれど、中学になったらまた学習するから、心配する必要はないからね。」と懇談で話をして成績を渡す。
あるいは、
・成績表に「中学2年のこの時点で同じような点数をとった人も、中3ではこのような成績をとって卒業した人がいるよ、だから、今あきらめる必要はまったくないよ、2年から3年にかけてはこのような学習方法(具体的な教材や手順が紹介されているとなお良い)で学力復活をやりましょう。」
のような案内を文書と図とグラフで掲載する。

などの少しの工夫をすると、今のような「勉強する子」「勉強はしない子」のような分かれた状態にはならないように思うのです。

自分の子供の勉強をみていて、挽回する機会はいくらでもあるのに、もったいない生徒がたくさん世にはいるな、と思ったのです。

日本の子供たちの学力向上をうたうなら、すぐに気づくような取り組みにもっと注目すべきですよね。
やはり少しの工夫(学校単位で、もしくは日本単位で)をすれば、
その学校(もしくは、日本)の学力は世界を凌駕するかもしれません。

そのような学校がないなら、個人でやりましょう。
だって、楽しいんだからやらない手はないですよね。

●本気でやれば上記のようなことが実現するであろう教材の紹介
(弊社ヒューマン・リンクが仕事で紹介しているものではありませんが、自分で使ってみて、とてもよくできているなと思いました。)

成績を上げる塾用教材 フォレスタ
https://www.foresta.jpn.com/
全教科すばらしいですが、学力復活には「数学」が特にいいと思いました。
中学で数学がちんぷんかんぷんになった人ならば「中1」からやるといい。

注意・・・そう、塾用教材なので、一般の人は通常は購入できないのですが、ヤフオクやメルカリなどで購入することができます。ご参考まで。


-----セミナーご案内

6月26日(金)東京
私学管理職のための生徒募集革新セミナー
『コロナ下でも結果を出す生徒募集』

今年は色々な意味で「特別な一年」になりました。一時期は9月入学も検討されましたが、現在は従来通りの年度進行で進めるようになると予想されています。

新しい学校教育を考える中、教育現場は慌ただしい日々を過ごしておられますが、そのような中でも広報スケジュールは受験日に向けたカウントダウンがスタートしています。

今年度の広報活動におけるキーワードは「効率性から効果性へ」です。

3密を避けるため、効率を重視した大規模イベントは開催が難しくなります。同様に長時間拘束するようなイベントも開催できなくなるでしょう。中学校訪問や塾訪問も緊急性が無ければ拒絶されるようになります。数少ない接触機会で最大限の効果を発揮するために何が必要なのか、今回のマスター講座はこのテーマで開催いたします。

皆様のご参加をお待ち申し上げております。

2020年6月23日火曜日

コロナ生活での気づきを振り返る

今日に思いましたのは、今回の緊急事態宣言後の学校の取り組みについてです。

どの学校も授業の遅れを取り戻すために急ピッチで授業が行われています。
予定されていた行事もほとんどを中止にされています。
学習の遅れの挽回についての取り組みばかりお聞きします。

そこで1つ思いましたことは、
●コロナで経験したことは学び(言葉)に変えなくてはいけない
(生徒ひとりひとりの本人のやり方と言葉で)
ということです。

具体的には、
●今後の人生に生かすようにコロナ生活で気づいたことを振り返る
といいのではないでしょうか。

例えば、生徒が振り返るための質問をあらかじめフォーマットした用紙を用意してそれに答える形にするというのは1つの方法かもしれません。

質問(案)
・コロナではどのような生活をしたの?
・コロナでの自宅待機生活で印象に残った出来事はある?
・そのような体験から気づいたことは?
・その気づきに近い「ことわざ」や「格言」はどんなものがある?
・その気づいたことを今後に生かすために意識したいことは何かな?
・これからどうやって生活したい?

などでしょうか。

生徒はこの苦しい期間にいろいろなことを体験し、思ったことでしょう。

それを振り返って気づきとして保有することはとても大事なことのように思います。

急ピッチで授業を繰り返すだけでは、コロナ生活をしていた時に感じていた大切なことを生徒は早々に忘れていってしまうかもしれません。

授業はもちろんとても大事ですが、『コロナで気づいたことの振り返り』は、やはりやっておかなくてはいけない取り組みのような気がしましたので、ここに記させていただきました。


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2020年6月22日月曜日

一人一台端末運動に加えて、「一人一万歩運動」を推奨します

自粛生活と解除後の生活をみて思うことは、やはり「運動は大事だな」ということです。

運動していないと意欲も生活もなんとなくパッとしません。
反対に、楽しく運動していると、意欲も生活もとても調子がいいです!

私の場合、
働き始めてから1日6000歩ぐらいだったのが、ここ数カ月は1日10000歩になりました。
自分の感覚で申し訳ないのですが、以前と比べて心と身体と頭の回転が良くなりました。

国は、
・センター試験から共通テストへの切り替え
・一人一台の端末を目標にしたICT教育の実現
・最近では9月入学
などを検討したり、進捗したり、しています。
これらはもちろん大切なことと思います。

が、これらに加えて

●運動を取り入れた学力向上策
についても実証していってほしいなと真剣に思います。

<脳科学に基づく勉強法 参考文献>

脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方
最新の脳科学が証明する運動と脳の関係の事実

最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法
メンタリストDaiGo
科学的根拠に基づいた「本当に身につく勉強法」

このような科学的知見に基づいたものが確認されてもう久しいです。

国がやらないなら、私学は単独でもできる。

もっといえば、国や学校に頼ってばかりいても仕方がありません。
個人なら今すぐにできるので、実行あるのみと思います。

歩け 歩け 進め 進め

2020年6月19日金曜日

自分の当たり前は当てにならない

私は通勤は電車を利用しています。今回話題にしたいのは、昨日の帰宅するときのことです。
自分が乗車するときには、自分が乗る駅を始発とする電車でしたので、車両の窓が1つも開いていませんでした。

私はコロナ対策のことを考え、すでにすわっている隣の人に「開けてもいいですか」と聞いて、その人も目でいいよと言ってくれた感じがしましたので、窓を開け、すわりました。

そうしましたら、さきほど私が確認をしたその隣の人が、自分が座った瞬間にさっと立ち上がり私が開けた窓を閉めてしまったのです。

その車両はまったく窓が空いていなかったので、やはり開けようと思い、その人から離れた場所で窓を開けました。

このような人もいるものだなと思ったのですが、もう1つ思ったことは、

コロナ対策はかなり入念にしているつもりだけれども、
自分たちは知らず知らずに
自分の感覚で判断してしまっているかもしれないな
ということでした。

窓を閉めた人はコロナ対策を怠っているわけではありませんでした。

お顔をみるとしっかりとマスクをしていました。
そしてそのあとには消毒液なようなもので洗浄もしていました。
なのに、「換気は必要ない」と思われたようです。

コロナは未知な存在だからこそ、素人が勝手に判断するのではなく、やはり専門家の人たちでおっしゃっている安全対策はすべてやるべきだと思うのですが、換気は必要ないと判断する人もいるのだと思ったのです。

たしかに、私が利用する沿線の電車は他の沿線の電車よりも窓を開けている率がとても低いです。
ほとんどの車両の窓は空いておりません。
私は自分は安全対策として当たり前と思っていたのですが、窓が開いている率の方が低いのです。

自分の感覚が当たり前と思うのはよくないな。
コロナは未知な存在なのだから、気をつけているつもりでも、
どれだけ未知なのかについて、自分もまだ十分でないところがあるかもしれないな
と思った出来事でした。

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2020年6月18日木曜日

学校の本気度で世界を変える

日本の生徒や学生の学力レベルが以前より世界水準でみたときに低下してきていると報道されることがあります。

これに関連して
昨日と今日にかけて思いましたことは、
家庭が思っていること 

学校が実際にできていること 
の2つにはギャップがあるのではないか、ということでした。

中学でも高校でもこのことはあるかもしれないと思うのですが、

家庭の保護者は
「もう中学生や高校生だから、子供本人と学校の指導で、相応の進路に進んでくれるはず。」
と思っている。

学校側は
「授業やクラス運営や行事や会議や新しいことなど、やるべきことが山ほどあり、1クラス30~40名の生徒の一人ひとりの細かな現状を把握しなくては、という意識はあるものの、現実的には大きな問題がなければ細かな生徒の変化までは見れてないかな。」
となってしまっている。

このような状況から

3年の卒業間際になって「これでよかったんだろうか。」と思う保護者も少なくないというのが私の感想です。

私は学校側の事情もよくわかるので、これは致し方ないと思うのですが、もしこのような状況があるならば、やはり対応しないといけないと思うのです。

対応策としてはごくごく普通のことですが、「保護者への状況報告などの徹底」ではないかと思います。

学校アンケートを色々な学校でさせていただきましても、保護者と学校側とのやりとりが豊富な学校は、特別な活動をされているわけでもなく、学校満足度や愛校心が高いのです。

具体的には例えばこのようなアプローチはどうでしょうか。
・進路意識は1年から強く持たないと間に合いません。今の1年は現状そのようになっていません。
・生徒たちはスマホに振り回されている現状があります。これではいけないのです。
・現状に対し、学校は今このような取り組みや声かけを先生全員でやっています。
・その成果としてこのような変化がこの夏には生まれました。
・甘んじることなく、今度はこのような取り組みをやっていくつもりです。
・保護者の皆様はどのように感じておられますか。危機感を感じておられると思います。お声をお聞かせください。

など、学校の本気の取り組みや思いを伝えて、リアクションをもらうように、手をかえ品をかえ働きかけるのです。続けるのです。

このように書いていて思ったのですが、やはりこのように実際に動いている学校は少ないのが現実です。

できることはやはり日常に転がっているのかもしれません。

日本の学校には本来生徒への本気度が強かったはずです。

学校の本気度を取り戻すだけで、日本の学力は世界を圧倒的に凌駕すると思うのですが、これは私の思い込みでしょうか。

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2020年6月17日水曜日

「定期テスト撤廃」を鵜呑みにしない!!

定期テスト撤廃、といううたい文句の取り組みが注目されていますが、このままこのうたい文句を鵜呑みにしては危険かもしれません。

みなさん、中学や高校において、

「生徒の学力を伸ばすことを目的にした場合、
テストという取り組みは減らすべきでしょうか、
あるいは、もう少し増やすべきでしょうか。」

難しく考えるのではなく簡単に考えてみてほしいのです。

前回記事で生徒の授業外学習の時間と質があがらないという話をしました。
それとも関係します。

結論から申しますと、私はテストの機会は現状一般的には少ないと思います。
テストの機会をもう少し、あるいは、格段に増やすといいのではないでしょうか。
三学期制から二期制にしてそのままの学校もあります。
授業を増やすという狙いはあったと思いますが、テストの機会が減っています。
これはよくないと思うのです。

部活などのスポーツを考えるといいかもしれません。
年間5試合しかしないチームと年間20試合行うチームではどちらが強化されるでしょうか。
後者だとみなさん思われるでしょう。
試合をして自チームの課題を認識して次にいかす機会になっています。

模試をうけなければ今学校は年間5試合とか6試合しか、テストの機会がないということになります。
テストとテストの間があきすぎて間延びしているのではないでしょうか。

冒頭に紹介した「定期テスト撤廃といううたい文句」で注目された学校も、実はテストの機会はそれ以前より増加させているのです。
「撤廃」という言葉からテストを減らしていると受け取ってしまうのですが、それはよくありません。
テストの機会を増加させているのです。これがポイントなのです。

定期テストという名前を変え、各テストの主旨を定義しなおし、テストの機会を増やしているのです。

テストの主旨を定義しなおすことももちろん大きなポイントですが、今回はテストの頻度は現状で問題ないのかというシンプルな問いを立てたいと思いました。

学力を伸ばす方法はもうないのでは、という感想をお持ちの方も多いように感じる今日このごろですが、伸ばす方法は案外身近なところにあるのかもしれません。


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6月26日(金)東京
私学管理職のための生徒募集革新セミナー
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2020年6月12日金曜日

学力向上 方法を思いつく必要はない

最近特に感じるのは
●中高生の勉強への姿勢がこれで本当に大丈夫なのか
というものです。

5年ほど前まではいろいろな学校や教員から質問をうけました。
「最近の生徒はあまり授業外で勉強しない。
どうしたらいい?
他の学校ではどのようにされているの?」
とよく聞かれたものです。
授業外での勉強時間が不足していることに危機意識があったように思われます。

今はこの質問を受けることはほとんどありません。
生徒の勉強への姿勢が向上したわけではないと思います。

これまで生徒に何度も働きかけて働きかけても、先生が望むような結果が出なかったから、最近の子供たちの風潮はこんな感じかな、という風に学校側が甘んじてしまっているように感じます。

でも、このテーマは結果が出ないからといって受容するような内容ではないと思われるのです。

逆にいえば、このことについて真剣に話し合って少しでも生徒を目覚めさせたら他校にはない成果を上げている学校になるということかもしれません。

具体的に効果のあがる方法が思いつかなくてもいいと私は思います。
『とにかく、これは危機的な状況である。』
と現状は危機的状況であるということが教員間で共有されればいいと思うのです。



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皆様のご参加をお待ち申し上げております。


2020年6月9日火曜日

私学経営セミナー開催のお知らせ

20名以下の人数で行いますので、ライブ講座となります。
緊急事態宣言解除で対策はしっかりとりながらの開催です。
よろしければご検討ください。

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『コロナ下でも結果を出す生徒募集』
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2020年5月25日月曜日

弊社代表 今給黎勝 最後のレター


この原稿を受け取った時(亡くなる前日、5月8日)は、この先も今給黎の貢献活動が続くものと私は思っていました。
この原稿の最後に、「意識して生活したいと思っています。」と記されてもいます。

ただ、私はこのようにも感じています。
亡くなる者は何も持っていくことはできないけれど、残された者は勇気や指針をもらい続けることができるのだなと。

皆さま方には、ここに生前のご厚誼に深く感謝申し上げます。
そして、今給黎勝の最後のレターとなりました『アドラーの前提』をご紹介いたします。



アドラーの前提

アルフレッド・アドラー、多くの方がご存知だろうと思います。(18701937)オーストリア生まれの心理学者・精神科医です。欧米ではフロイト、ユングと並ぶ心理学の3大巨頭の一人として高く評価されてきた人物だと聞きます。日本では教育界で多く知られていましたが、2013年に発刊された、アドラーの教えを解説した「嫌われる勇気」という本がベストセラーになり、一般の方にも多く知られるようになりました。
そのアドラーは、自分の「人間観」をアドラー心理学の前提として提示をしています。私は20数年前にアドラーの心理学に初めて接した時、この前提に出会い大変興味を覚えました。
その前提は5つです。①人間は本来主体的に生きたいという欲求を持っている(個人の主体性) ②人が過去のことを原因として行動を起こすことはない。行動は常に目的を持って行われる。(目的論) ③心と身体、それは別ものではない、全体として統合されている。(全体論) ④人間一人一人は自分の中に問題は持っていない。人が持っている問題点は人と人の間にある。(対人関係論) ⑤この世の中のすべての事象自体は何も意味は持たない。事象に意味付けするのは、一人ひとりの人間が自分に都合のいいように意味づけしている。(認知論)
そして人間が幸福に生きられるのは「共同体感覚」を持てるとき、そして共同体に貢献しているという感覚を持てているときだと説いています。意識して生活したいと思っています。

2020年5月18日月曜日

じっと考えるのではなくとにかく前進する

「体調管理」に重要なこと3つと言われたら、
運動・睡眠・食事。

一般的に
この3つになることが多いと思います。

一方、「気持ちを前向きに保つ」には?
とのテーマには
「自分の考えを整理しなおす」など
自分の価値観や考えをもう一度見直す
内容になる場合が多いように思われます。

が、あえてここでは
「気持ちを前向きにする」ための取り組みとして、
「運動」がとても重要ではないか
と提案させてください。

コロナ拡大防止の対策でストレスが、という報道も
ありますが、この事態があってこそ気づいたことも
あるのではないでしょうか。

私はとにかく歩くようになりました。
多い日で、1日1万5000歩を記録するときもあります。
少ない日は、まったく歩きませんが。。

このような生活が1か月以上続いて
体調はよくなるし、そして、今回のテーマである
『モチベーションも間違いなく上がってきました!!』

運動不足解消の必要性をずっと感じていたのに
不思議な感じです。

みなさんもコロナ対策をいろいろと考えるのもいいですが、
とにかく歩い(前進し)てみるのもいいですよ

2020年5月15日金曜日

【訃報】弊社代表 今給黎勝 逝去のお知らせ

弊社代表 今給黎勝(いまきゅうれい まさる)は、去る5月9日に他界いたしました。
(享年77歳)
ここに生前のご厚誼に深く感謝いたしますとともに、謹んでお知らせ申し上げます。

本当に亡くなる直前まで「できることは何でもやる」というスタンスでした。
関係する先生方に毎月お届けしていました『星々』の原稿も亡くなる前日(8日)に最終校正が完了したところでした。
私共は、最後まであきらめないというこの遺志を受け継ぎよりよいサービスを提供していきたいと存じます。

通夜および葬儀は、ご遺族様の意向により近親者のみで執り行われました。
弔電、香典、供花の儀につきましては、固くご辞退させて頂きます。
何卒よろしくお願い申し上げます。