先日クロダイ釣りに行ったときの話です。
釣りの熟練風のおじさんと話をしておりましたら、
こちらのことを結構釣り慣れてると思ったのか、
「こうやって、ああやって、釣れば、年間で○枚の年無しのクロダイがつれるよ」
と色々と専門的なことを教えてくれました。
自分がやっていない釣り方やポイントの話があり、すごく参考になりました。
今度の釣りで試してみようと思ったのです。
一方で、えっ!と思ったこともありました。
それは「このようにやったら、年間で○枚の年無しのクロダイがつれるよ」の部分でした。
年無しとは、「何年生きているかわかない魚のことで、クロダイでは50㎝を超えるような大型」を言います。
おじさんが言った「年間で○枚の年無しが釣れる」ですが、その日とその前の週の2日間の釣果で、おじさんが言った○枚数を私は超えていたのです。(自分が編み出した釣り方ではなく、師匠から教えてもらったその通りにやったもので、自分の手柄ではありません。)
すごく親切に教えてくれたおじさんには悪いのですが、この話を聞いて私はとても参考になったと同時に、思い込みは本当に良くないな、ということでした。
・自分は最大限のことをやっている
そして、
・自分は人より成果をあげている(はず)
と、つい思ってしまいます。
聞いていてとても参考になる部分があると同時に、そのやり方だと大きいのは釣れにくいのではないかと私は思いました。
なので、
おじさんに、自分はどうやって釣ってるのか(師匠から教えてもらった釣り方)を伝えようとしたのですが、他人の釣り方にはほとんど関心がない感じで、ご自身のことを話されるばかりでした。しばらくして「ありがとう」と言って去っていかれました。
思い込むのは私を含めて人間よくあることで、気を付けないといけないですね。
自分を毎日まっさらに戻して白紙の状態で毎日の体験を存分に楽しみたいと思った出来事でした。
教育についても、気づいていないだけで、生徒をすごく伸ばす方法があるかもしません。