学校としての魅力や実力を伸ばしている学校とそうでない学校の差が大きくなってきたように感じています。
先日は伸ばしている学校の管理職の先生と面談をいたしました。
この先生のお話では、
・何年か前の学校改革を強く意識した時期に比べると最近はなんだか物足りない。
・生徒の学力についても、入学前と入学後ではそんなに伸ばしていないのではないか。
・教員集団も活発に動いている感じではない。
・改革ではなく運営のための目先の仕事で満足している自分がいる。
というようなお話をいただきました。
他の学校でもよくお聞きする内容ですが、この学校が違うのは、
進学実績や入学時の学力レベルなどの数字が年々良くなってきている点です。
例えば、
以前は数人だった旧帝大クラスの大学への進学実績は、今年は20名ほどになってきています。
国公立大学への合格数は150名を超えてきました。
この学校様は以前から存じ上げていますが、すごい伸長度です。
意識されていることは、生徒が生徒を変える ということでした。
印象に残ったことは
旧帝大に進学した卒業生を学校に呼んで、在校生を交えての座談会を開催されたりしているのです。
生徒が生徒を変えるという視点に立つとこのような実践が重要だと気付くのです。
おそらくですが、このような実践をされると、
●高い意識をもった卒業生に感化されて、自分も旧帝大に進学したい。
●自分は分野が違うけれど、自分も先輩のように社会貢献できる人間になりたい。
●楽しく意味のある大学生活を自分も送りたい。
などのような思いが在校生に芽生える(より強い思いとして定着する)のではないかと私は考えます。
まとめますと、
・最初の仕掛けは学校がいろいろと提供する
・意思決定は生徒が自分でする
・最初の仕掛け以降は、学校(教員)は見守る
という流れになります。
このようなことはモチベーションやリーダーシップについて
学ぶ姿勢があるかないかが分岐点といえます
学びつづける姿勢で、学校をそして教育界を引っ張っていく
本気でこのことにチャレンジする学校が増えること願います。
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