2016年12月21日水曜日

学年通信は生徒や保護者に向けたものにしてはいけない?

先日東京で私立の先生方を対象としたセミナーを開催しました。

講演者としてお招きしました
「高校1年生の学年主任として活躍する先生」のお話をお聞きしました。

弊社の授業アンケートで突出した結果(数字)を出されただけでなく、GTZにおいても明確な成果を出しておられますので、非常に説得力がありました。

この先生、いろいろな取り組みをなされておられるのですが、今回は学年通信です。

通常、学年通信の目的は
・生徒や保護者に学校での活動(行事など)を報告したり案内すること
であろうと思います。

でもこの先生は、
「学年通信は、生徒や保護者に向けたものにはあえてしていない。」
とおっしゃります。

生徒や保護者に向けたものだとやはり活動報告のようにどうしてもなってしまうのかもしれません。

そうではなくて、高校1年生に関連する人全員に向けて発行されておられるというのです。

つまり、関連する人全員というと、高校1年の担任の先生や副担任の先生が全員含まれるということです。もっといえば、教頭先生や校長先生も含まれるのかもしれません。

通常の活動報告ではなく高校1年生の担任(副担任)はもちろん、だけなく授業担当など高校1年生に関連する全員の先生にも確認してもらいたい内容を中心にして発行されているということでした。

私は、先生に意識づけするという意味において、絶妙なお取組みだと思いました。

生徒や保護者に向けた通信という形をとりながら、実は先生方に大事なこと(指導する時に意識してほしいこと)を発信していくというわけです。

次回は、この学年通信の内容について触れたいと思います。


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