学校と塾に通うことが普通になっていますね。
世間の人は、このことを不思議に思っていないけれど、よく考えてみると、この『ダブルスクール』ってもったいないかもしれません。
というご提案をしてみたいと思います。
学校では「基礎力」、塾では「受験力」をそれぞれ養うというおおざっぱな言い方をすればこのようなすみわけができているといえると思います。
各ご家庭は、この現状をそのまま受け入れている状況です。
しかし、学校で「基礎力」と「受験力」を養成してくれるならばそれに越したことはありません。
これまで塾に通っていた夕刻~夜間に、各自が任意で好きなことに打ち込めるのです。
でもこんなこと本当にできるの?という声も聞こえてきそうです。
でも最初からあきらめてしまうこともなさそうです。
学校の立場(生徒募集の面)からみてもこれはたいへん重要です。
首都圏では私立中学校への志願者が年々減少しています。
この2013年も減少傾向に歯止めがかかっていないようです。
その理由は経済的なものもあると分析されていますが、『生徒を伸ばす』という本物の評価を受けていない学校は十分には募集成果が上がらなくなってきたということも言えると思います。
これまでは私学人気が世間にあってその流れで私学に志願者が集まっていました。
が、その首都圏における私学人気という流れが近年変わってきたことはみなさんが感じておられる通りです。
実成果をきちんとあげないとその学校へ入学する理由がないというシビアな見方になってきているのではないでしょうか。
そこでみなさんにご提案です。
●学校の皆様と一般の皆様(生徒、保護者のみなさま)が学校変革の意識を持ちませんか?
●この「本物思考力(基礎力)」と「受験力」を一気に身につけることができる教材システムがあるのですが、その
出口汪の論理エンジンや学研MyGAKという教材システムを学校へ導入し、学校で「本物思考力」と「受験力」をつけてしまいませんか?
●もっといえば、学校の近くの塾の先生が学校に教えに行ってもいいわけですよね。
というご提案です。
ご家庭での団らんや自分の時間を十分にはつくれないという時代。
中学生や高校生や保護者のみなさんと学校がともに当事者意識をもち、よりよい学校生活をおくっていただきたいなと思います。
2013年1月28日月曜日
2013年1月25日金曜日
中学高校の学校選びの新基軸 『家庭訪問』???
みなさん、中学や高校の学校選びをされる際にどのようなことを念頭にしておられるでしょうか。
・学習面の体制
・進学実績
・学校行事
・クラブ活動
みなさまそれぞれお考えがあるだろうと思います。
これらのことにおおいに関連することとして、至極単純なことですが、最近思いますことをご紹介します。
最近、桜宮高校の問題が世間を騒がせています。
とりわけ入試取り止めの是非が議論されています。
もちろんこのこともとても大切なことです。
そしてもっと大切なことは
『自殺にまで至ってしまった要因は何なのか』
という議論ではないでしょうか。
体罰があった時点において、
「なぜそのようなことをしているのか」
「本当にその体罰は必要なのか」などについて、
●先生と生徒、
●先生と保護者、
●先生と校長先生など、
がお互いに共有できて(知って)いればこんなことにならなかったかもしれません。
マスコミでは十分に報道されていませんのでわかりませんが、
『お互いのことを知る』
ということが十分になされていなかったかもしれません。
先日伺った大阪の私立高校では、
うまくいかない問題があれば、
『先生が家庭訪問をして話し合う』
ということを学校で決めておられるとのことでした。
そして、家庭に訪問すれば、
『先生は家庭のことがよくわかるし、
家庭は、先生が家まできてくれたということで、
先生の人柄などを安心して見ることができる。』
ということでした。
言われてみれば当たり前ですが、多くの学校では実践されていないのではないでしょうか。
(高校生になってまで家庭訪問という意識があるからなかなか実行できていないですね。。。)
このようなことを考えますと、
『お互いのことを知る』ことが大切ではないかと思うのです。
みなさんも学校選びをされる際に、いろいろな説明会などで
「貴校では先生の各家庭への家庭訪問はされておられますか?」など
ご質問してみられるのもいいかもしれません。
もう今年度は入試のシーズンですので、来年度に受験を控えた皆様へ。
・学習面の体制
・進学実績
・学校行事
・クラブ活動
みなさまそれぞれお考えがあるだろうと思います。
これらのことにおおいに関連することとして、至極単純なことですが、最近思いますことをご紹介します。
最近、桜宮高校の問題が世間を騒がせています。
とりわけ入試取り止めの是非が議論されています。
もちろんこのこともとても大切なことです。
そしてもっと大切なことは
『自殺にまで至ってしまった要因は何なのか』
という議論ではないでしょうか。
体罰があった時点において、
「なぜそのようなことをしているのか」
「本当にその体罰は必要なのか」などについて、
●先生と生徒、
●先生と保護者、
●先生と校長先生など、
がお互いに共有できて(知って)いればこんなことにならなかったかもしれません。
マスコミでは十分に報道されていませんのでわかりませんが、
『お互いのことを知る』
ということが十分になされていなかったかもしれません。
先日伺った大阪の私立高校では、
うまくいかない問題があれば、
『先生が家庭訪問をして話し合う』
ということを学校で決めておられるとのことでした。
そして、家庭に訪問すれば、
『先生は家庭のことがよくわかるし、
家庭は、先生が家まできてくれたということで、
先生の人柄などを安心して見ることができる。』
ということでした。
言われてみれば当たり前ですが、多くの学校では実践されていないのではないでしょうか。
(高校生になってまで家庭訪問という意識があるからなかなか実行できていないですね。。。)
このようなことを考えますと、
『お互いのことを知る』ことが大切ではないかと思うのです。
みなさんも学校選びをされる際に、いろいろな説明会などで
「貴校では先生の各家庭への家庭訪問はされておられますか?」など
ご質問してみられるのもいいかもしれません。
もう今年度は入試のシーズンですので、来年度に受験を控えた皆様へ。
2013年1月23日水曜日
キャリア教育 貴校の取り組みのアイデアに
経済産業省と文科省が、共同事業として推進しているものに、「キャリア教育」があります。
近年は、企業と学校が連携をして行う様々な取り組みがあります。
企業が学校に出向いて、生徒のみなさんに体験していただく、お話を聞いていただく、など、いろいろな実践があるようです。
先日、その
全部で13部門が受賞しました。
具体的にどのようなものがあるか、それぞれのページをご覧いただくだけで、貴校のご参考になるのではないかと思います。
関東はまた雪の予報のようですね。
本格的な冷え込みが続きますが、お身体ご自愛ください。
近年は、企業と学校が連携をして行う様々な取り組みがあります。
企業が学校に出向いて、生徒のみなさんに体験していただく、お話を聞いていただく、など、いろいろな実践があるようです。
先日、その
第3回キャリア教育アワード 「優秀賞」「奨励賞」が発表されましたので、そのページをご紹介します。
具体的にどのようなものがあるか、それぞれのページをご覧いただくだけで、貴校のご参考になるのではないかと思います。
関東はまた雪の予報のようですね。
本格的な冷え込みが続きますが、お身体ご自愛ください。
2013年1月16日水曜日
大阪での授業アンケート
ヒューマンリンクのfacebookがスタートしました。
教育に関する内容が中心ですが、これに限定せずいろいろな情報を発信していきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
ヒューマンリンクのfacebookページ
http://www.facebook.com/pages/Humanlink/471474889557288
以下は、本日1月16日の内容です。
教育に関する内容が中心ですが、これに限定せずいろいろな情報を発信していきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
ヒューマンリンクのfacebookページ
http://www.facebook.com/pages/Humanlink/471474889557288
以下は、本日1月16日の内容です。
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今日の関西圏のいくつかの朝刊では、大阪での授業アンケート導入の再検討または中止に関する要望書が市民団体から提出されたことが記事になっていました。
「授業アンケートをする前に、教材研究がしっかりできる環境を整備すべき」という意見には個人的には賛成です。
しかし、要望書にあるように
「▽教員が自分の評価項目ばかりに目がいき、子どもに寄り添った指導や教員間の連携がおろそかになっていく」
「▽生徒が教員への「嫌がらせ」などとして活用する」
「▽児童生徒の名前を明記するため不利益を被る不安がある」
といった点については、実際に授業アンケート処理を代行している立場から言うと、必ずしもそうはならないと感じます。これらは、あまりにも生徒への信頼を欠いた意見、もしくは専門家としての教師を貶める意見ではないかとさえ思います。
一方で、府教委が示した回答にも注意が必要です。それは、
「▽校長が児童生徒らの受け止め方を知る手段の一つとして活用し、評価に直結しない」
「▽課題のある教員を把握した場合は、校長らが授業観察や面談をし、年間の成長なども考慮しながら評価する」:
「▽アンケート用紙は校長ら管理職しか見られないよう扱う」
というものでした。これらは至極まっとうな回答であると思います。では、なぜこうした回答で満足が得られなかったのでしょうか。それは、一言でいえば、信頼されていない、ということでしょう。別の言い方をすれば、ステップをまちがった、ということです。
端的に言えば、先に大きな抵抗を経ての教員評価の導入がありました。運営上の矛盾も充分には解決されていないのではないでしょうか。そうした状況の中で、今回の授業アンケート導入の話がでてきました。誰もが、授業アンケートは教員評価と結びつくと考えるでしょう。
アメリカでは、生徒の成績の伸びと連動した教員評価の導入を連邦政府や財団が進めようとしています。しかし、そこにある様々な矛盾点がすぐに指摘されています。これは、授業アンケートや授業観察といった様々なデータを用いても完全には解消しないでしょう。
では、アンケートや授業観察は意味のないことなのでしょうか。違うと思います。それは、教師が専門家として自身の実践を省察し、他の教師と協働してより良い実践を志向する際、貴重な材料となるものだと考えます。
「授業評価がやってくる」と、恐怖心を持って迎えられた5年前とあまり状況は変わっていないとすれば、私たちにできることは何か、と考えさせられる記事でした。
今日の関西圏のいくつかの朝刊では、大阪での授業アンケート導入の再検討または中止に関する要望書が市民団体から提出されたことが記事になっていました。
「授業アンケートをする前に、教材研究がしっかりできる環境を整備すべき」という意見には個人的には賛成です。
しかし、要望書にあるように
「▽教員が自分の評価項目ばかりに目がいき、子どもに寄り添った指導や教員間の連携がおろそかになっていく」
「▽生徒が教員への「嫌がらせ」などとして活用する」
「▽児童生徒の名前を明記するため不利益を被る不安がある」
といった点については、実際に授業アンケート処理を代行している立場から言うと、必ずしもそうはならないと感じます。これらは、あまりにも生徒への信頼を欠いた意見、もしくは専門家としての教師を貶める意見ではないかとさえ思います。
一方で、府教委が示した回答にも注意が必要です。それは、
「▽校長が児童生徒らの受け止め方を知る手段の一つとして活用し、評価に直結しない」
「▽課題のある教員を把握した場合は、校長らが授業観察や面談をし、年間の成長なども考慮しながら評価する」:
「▽アンケート用紙は校長ら管理職しか見られないよう扱う」
というものでした。これらは至極まっとうな回答であると思います。では、なぜこうした回答で満足が得られなかったのでしょうか。それは、一言でいえば、信頼されていない、ということでしょう。別の言い方をすれば、ステップをまちがった、ということです。
端的に言えば、先に大きな抵抗を経ての教員評価の導入がありました。運営上の矛盾も充分には解決されていないのではないでしょうか。そうした状況の中で、今回の授業アンケート導入の話がでてきました。誰もが、授業アンケートは教員評価と結びつくと考えるでしょう。
アメリカでは、生徒の成績の伸びと連動した教員評価の導入を連邦政府や財団が進めようとしています。しかし、そこにある様々な矛盾点がすぐに指摘されています。これは、授業アンケートや授業観察といった様々なデータを用いても完全には解消しないでしょう。
では、アンケートや授業観察は意味のないことなのでしょうか。違うと思います。それは、教師が専門家として自身の実践を省察し、他の教師と協働してより良い実践を志向する際、貴重な材料となるものだと考えます。
「授業評価がやってくる」と、恐怖心を持って迎えられた5年前とあまり状況は変わっていないとすれば、私たちにできることは何か、と考えさせられる記事でした。
2013年1月9日水曜日
新年おめでとうございます。新政権で教育はどう変わる?
新年おめでとうございます。
時期(とき)がうつるのが本当に早いですね。
年末に選挙があり、政権が変わりました。
まだ、ひと月たっていませんが、かなり前のことのように感じます。
さて、自民党政権が復活して、教育改革が一休みするという見方もあるかもしれませんが、現実は一休みにはならないと私は思います。
民主党政権は改革イメージが先行した感があります。現実問題を十分に吟味する時間がなかったのかもしれません。
今回はこの同じ轍を踏まないよう、現実を踏まえながら必要な改革をする時代に入ったのではないかと思われます。そうであるならば、本格的な改革が始まる元年となる可能性が高いということになります。
教育における改革とはどのようなものでしょうか。
やはり本物の人間を育てる教育になろうかと思います。塾と連携しての募集、大学と連携しての進路拡大ということももちろんあっていいわけですが、連携にエネルギーが注がれると、肝となる部分がなおざりにされる傾向が多かったように感じます。
論理的思考力、対話力、表現力、世界的見識、体力、倫理観。
各教科における論理的思考力を身につけると同時に、上記についても身につけるということを「家庭でも」「学校でも」「個人でも」実践することが今迫られています。
今年も大きな課題を乗り越えるべく目の前の課題に邁進したいと思います。
今年最初のセミナーは2種類の特別企画です。
ご参加ご検討ください。
2月 学園本部・校長のための『学校改革総括セミナー』(講師;稲葉人司)
2月 管理職・募集リーダーのための『生徒募集ランクアップセミナー』
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
時期(とき)がうつるのが本当に早いですね。
年末に選挙があり、政権が変わりました。
まだ、ひと月たっていませんが、かなり前のことのように感じます。
さて、自民党政権が復活して、教育改革が一休みするという見方もあるかもしれませんが、現実は一休みにはならないと私は思います。
民主党政権は改革イメージが先行した感があります。現実問題を十分に吟味する時間がなかったのかもしれません。
今回はこの同じ轍を踏まないよう、現実を踏まえながら必要な改革をする時代に入ったのではないかと思われます。そうであるならば、本格的な改革が始まる元年となる可能性が高いということになります。
教育における改革とはどのようなものでしょうか。
やはり本物の人間を育てる教育になろうかと思います。塾と連携しての募集、大学と連携しての進路拡大ということももちろんあっていいわけですが、連携にエネルギーが注がれると、肝となる部分がなおざりにされる傾向が多かったように感じます。
論理的思考力、対話力、表現力、世界的見識、体力、倫理観。
各教科における論理的思考力を身につけると同時に、上記についても身につけるということを「家庭でも」「学校でも」「個人でも」実践することが今迫られています。
今年も大きな課題を乗り越えるべく目の前の課題に邁進したいと思います。
今年最初のセミナーは2種類の特別企画です。
ご参加ご検討ください。
2月 学園本部・校長のための『学校改革総括セミナー』(講師;稲葉人司)
京都・博多・仙台・東京の4会場にて開催
ー 場所を変え、ゆったりと時間をとり、学校改革を総括してみませんか? ー
2月 管理職・募集リーダーのための『生徒募集ランクアップセミナー』
(講師;稲葉人司) 京都・東京にて開催
ー 確実に・安定的に生徒募集の成果を上げるための一貫した考えに基づく体系的募集技術 ー
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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