今回は、すべてのカギは生徒のモチベーションになるかもしれないという話です。
この時勢でどの学校でもオンライン講座(授業)が増えました。
最近までICTに対して慎重な姿勢を保っておられた学校もありましたが、
一気にその情勢が変わりました。
ICTは必要なツールで学校が出来得る最大限の対応をしようという学校が多くなりました。
さて、このような状況下で、対面授業とオンライン授業では何が異なるのか、という話があります。
オンラインは、まだ慣れていないときはオンライン授業を行うことに、不安がありました。
オンライン授業がきちんとやれるのか、あるいは、行ったときにきちんと成果が出るのか、予測がつかないため運用開始するのに心配や苦労が大きかったと思います。
が、今やその機会を多く経験し、慣れてきたらどうでしょう。
緊急事態宣言下でなくても、将来のそのような事態に備えて意識的に計画的にオンライン授業を通常授業に組み込むようにしようという考えをお聞きすることが多くなりました。
これは、オンライン授業の利便性(学校にいかなくていい、マスクなしで授業を受けることができるなど)を肌で感じ、これはいい、となっている学校も多くなったことを示しています。
一方で、オンライン授業に懐疑的な意見もあります。
具体的には、
「緊急事態宣言下にオンライン授業をかなりきちんと運用できたと教員間で確認・自負していたけれど、その期間中で履修した単元の小テストを実施したら、理解状況がかなり低くてショックを受けた。」という内容もありました。
成果が上がるオンライン授業とそうでないオンライン授業で、何が成否を分けているのでしょうか。
仮説ですが、「その授業への生徒の真剣度合い」ではないかと考えられます。
生徒がその授業の意味を深く理解している場合は、対面授業でもオンライン授業でも生徒の理解度・定着度は高くなると思われます。
一方、生徒がその授業の意味をそれほどは理解していない場合は、オンライン授業では生徒の授業にのぞんでいる姿勢を先生は感じられずに、生徒の授業へのスタンスがそのまま成果に出るのではないかと思われます。対面であれば先生が生徒の様子をみてメリハリをつけることができるが、オンラインだとそのメリハリをつけることができません。結果としてオンライン授業の場合、生徒いの理解度・定着度はムラが出やすくなる。ということのように思われます。
月並みですが、
●生徒がその気になっているか(モチベーションの高さ)が
オンライン授業の成否を分けていると言えるかもしれません。
普段から授業をカリキュラム通りに展開するのではなく、
・授業の意味を確認したり、
・生徒に生活や考え方についての振り返りをさせたり、
を意図して行っておくことは重要に思えます。
生徒がその気になっていれば、いつ自宅待機になっても怖くないですよね。
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