ゆとり教育が撤廃され、その成果が出ているという報道が先日ありました。
公私を問わず多くの学校で学力向上への取り組みは見直しをされています。
その状況下、
●センター試験を研究している
●東大入試を研究している
●板書、スピード、教育ICTの活用、教授内容などの授業スキルの研究
などなど、いろいろな研究やスキルアップを志向しておられる先生は多いと思います。
でも、これを一生懸命にされていながら、生徒の学力が高まっていないケースがけっこうあることに今回は注目したいと思います。
では何が大切なのでしょうか。
上記のような授業スキルや専門領域の研究ももちろん大切ですが、最も大切なのは、
『目の前の生徒の今の学力状況(理解の状況)を知っていること』
なのです。
●目の前の生徒は該当教科のどこでつまずいているのか
●目の前の生徒は応用がきかないのはどういう思考力が不足しているのか
●目の前の生徒は理解が建設的に積みあがっていかないのはどの単元の理解が不足しているのか
などです。
これができている先生は意外なことですが、少数派なのです。
証拠に基礎学力判定テストを実施した結果をご覧になった先生の多くがその結果に驚かれます。
「生徒たちはこのようなことも理解できていないのか」
「このままでは高校の履修内容は積みあがっていかない」
このような感想をもらす先生が大半です。
でも多くの生徒それぞれに合わせた指導というのは一斉授業を行う今の学校では難しいのでは、というご意見もあります。
これについては、生徒のつまずきには共通項があるのです。
●この共通項がどの単元なのかを特定し、そして、きちんと補うことに注力している学校
と
●そうではないという学校があるのです。
受験生の皆様は、各教科がつまずきの共通項への解決策をもっている学校を探しましょう。
皆様いつもありがとうございます。
クリスマスにかけ、冷え込みが厳しくなるようですので、お体ご自愛ください。
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