2013年2月1日金曜日

授業アンケート いやいややるのではなく、前向きに実施する

今回は、私学の先生方に向けて書いた文章です。

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このブログには、「ホーム」画面と「授業アンケート紹介」画面があることをご存じでない方は意外と多いのかもしれません。

「ホーム」画面の上部にページを切り替えるところがあり、そこに「授業アンケート 特色」と「授業アンケート 詳細」があります。

このたび更新をいたしましたので、お時間があるときに、弊社の授業アンケートシステムをご存じの方もご一読いただければうれしいです。

今回は以下をぜひご一読ください。

時代は、やはり『見える努力』から『見えない努力』に変わっているようです。

以前は、「校舎新築」「制服新調」をすれば、その年とその翌年ぐらいは、ほぼ例外なく、入学する生徒数は伸びていました。
が、今や校舎新築でも入学者を増やせない事例も出てきています。

さらには、「進学実績」が伸びていれば、入学する生徒数は増えると言われています。
が、これについても、そうともいえない事例が出てきています。

大事なことは、
外部から見える成果だけでは魅力的でない場合がある

ということです。

外部からは見えないところで努力している学校が

これから脚光をあびることが考えられます。

見えない努力をしている先生の特徴は、
●忙しい仕事も普通にこなし、生徒と接する時は、溌剌としている。
●生徒のちょっとした変化にも気づくのが早い。
●生徒同士の関係性について動向を察知している。
●生徒のかかえる課題についていつも生徒と共有している。
●社会情勢に敏感で、社会問題と教育問題をつなげて考えることができる。
●世界情勢に敏感で、世界問題と教育問題をつなげて考えることができる。
そして、
●学力が伸びる授業をいつも研究している
●学力が伸びる授業をいつも展開している
●授業の発展におわりがなく、いつも切磋琢磨している
こんな感じです。

こんなことはなかなか外部の人からは見えてこないのです。
でも、そうやって努力している学校もなかにはあるのです。
そういう学校はすでに芽をだしているし、あるいは、今は芽を出していなくても今後は大きく伸びるのは目に見えています。

授業アンケートに踏み出していない学校の大半は、「現実」を受け止める領分が足りません。
授業アンケートを実施して授業改善に生かすのは、今の社会では普通のことになりました。
余分な感情を脇において、アンケート結果を授業改善に生かしましょう。
外部からは見えない努力ですが、これが学校評価につながるのです。

こうやって、今回あえて書かせていただきましたのは、なかなか実行しにくい部分を後回しにしていると、

見えない努力をしている学校との間に、
知らず知らずに大きな差がついてしまうから

でございます。

そうなっては、学校だけが不利益を被るわけではありません。
学校にかかわる生徒・保護者・卒業生・学校関係者にまでその影響は及ぶでしょう。

●世間から迫られ、いやいやはじめては最悪の結果を招くだけです。

●世間から迫られる前に、学校が、先生方が、積極的にこの「現実」を受け入れ、そして乗り越えていただきたいです。

その上で、

●教育のプロである学校が、教員が、「理想」とする教育を世に示していただきたい

そう強く願います。


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