2016年3月24日木曜日

大切なのは気持ちや発想の持ちよう

「中学3年生や高校1年生の時点で、大学入試の合否がすでに決まっている?」

高校1年生の模試の結果と大学入試の結果に相関関係があるというお話を聞きます。
センター試験で8割だった生徒の高校1年生の時の模試結果を見ると、大半の生徒は○○という模試で□□という基準を超えていた。

反対に、
○○という模試で□□という基準を下回っていた生徒の大半はセンター試験で8割を下回っていた。
このような内容です。

つまり、この話が真実ならば、
●高校1年生の時点で、大学入試の合否がすでに決まっている。
ということになります。

なんだ、やはりできる生徒は最初からできるのか、と少しなげやりになりそうな内容です。

でも発想を転換してみると、
●高校1年生までの基礎内容を自分のものにすれば希望が現実になる
ということになります。

「高校1年生までの基礎内容」が鍵を握るならばそこに注力しよう、ということで具体的な対策を講じやすくなると考えます。

ただ少し残念なのは、
「ならば高校1年生の終了までに○○という模試で□□という基準をとらせるような対策を学校全体で真摯に考えて、必要なら授業のあり方を抜本的に変えていこう。」
という学校が非常に少ないということです。

高校1年生までの履修内容はそれ以降の内容と比較するとその教科の基本となっていることが多いです。
例えば、数学Ⅰは高校1年生、数学ⅡBや数学Ⅲは高校2・3年生、のように、数学Ⅰは数学における基本であると考えられます。
だから、その気になればなんとかなるという内容なのです。

実際は学校の授業カリキュラムを大幅に変えてこのことに対応している事例は非常にまれです。

しかしこのようなことが明白なので、学校に頼らずとも、個人でその気になればいくらでもできるということです。

私はもちろん社会人になって久しいですが、今からなんて遅いとあきらめず、今からでも何か一つでも巻き返ししたいなと考えている今日このごろです。

(学校の先生方へ)
今回は模試を例にしましたが、『学内で作成された実力テスト』でもバロメーター的な役割を果たすことができます。
学力を伸ばす対策として、ご検討いただくといいかもしれません。

0 件のコメント:

コメントを投稿