2013年1月23日水曜日

キャリア教育 貴校の取り組みのアイデアに

経済産業省と文科省が、共同事業として推進しているものに、「キャリア教育」があります。

近年は、企業と学校が連携をして行う様々な取り組みがあります。

企業が学校に出向いて、生徒のみなさんに体験していただく、お話を聞いていただく、など、いろいろな実践があるようです。

先日、その

第3回キャリア教育アワード 「優秀賞」「奨励賞」が発表されましたので、そのページをご紹介します。


全部で13部門が受賞しました。
具体的にどのようなものがあるか、それぞれのページをご覧いただくだけで、貴校のご参考になるのではないかと思います。

関東はまた雪の予報のようですね。
本格的な冷え込みが続きますが、お身体ご自愛ください。


2013年1月16日水曜日

大阪での授業アンケート

ヒューマンリンクのfacebookがスタートしました。
教育に関する内容が中心ですが、これに限定せずいろいろな情報を発信していきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

ヒューマンリンクのfacebookページ
http://www.facebook.com/pages/Humanlink/471474889557288

以下は、本日1月16日の内容です。

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今日の関西圏のいくつかの朝刊では、大阪での授業アンケート導入の再検討または中止に関する要望書が市民団体から提出されたことが記事になっていました。

「授業アンケートをする前に、教材研究がしっかりできる環境を整備すべき」という意見には個人的には賛成です。

しかし、要望書にあるように
「▽教員が自分の評価項目ばかりに目がいき、子どもに寄り添った指導や教員間の連携がおろそかになっていく」
「▽生徒が教員への「嫌がらせ」などとして活用する」
「▽児童生徒の名前を明記するため不利益を被る不安がある」
といった点については、実際に授業アンケート処理を代行している立場から言うと、必ずしもそうはならないと感じます。これらは、あまりにも生徒への信頼を欠いた意見、もしくは専門家としての教師を貶める意見ではないかとさえ思います。

一方で、府教委が示した回答にも注意が必要です。それは、
「▽校長が児童生徒らの受け止め方を知る手段の一つとして活用し、評価に直結しない」
「▽課題のある教員を把握した場合は、校長らが授業観察や面談をし、年間の成長なども考慮しながら評価する」:
「▽アンケート用紙は校長ら管理職しか見られないよう扱う」
というものでした。これらは至極まっとうな回答であると思います。では、なぜこうした回答で満足が得られなかったのでしょうか。それは、一言でいえば、信頼されていない、ということでしょう。別の言い方をすれば、ステップをまちがった、ということです。
端的に言えば、先に大きな抵抗を経ての教員評価の導入がありました。運営上の矛盾も充分には解決されていないのではないでしょうか。そうした状況の中で、今回の授業アンケート導入の話がでてきました。誰もが、授業アンケートは教員評価と結びつくと考えるでしょう。

アメリカでは、生徒の成績の伸びと連動した教員評価の導入を連邦政府や財団が進めようとしています。しかし、そこにある様々な矛盾点がすぐに指摘されています。これは、授業アンケートや授業観察といった様々なデータを用いても完全には解消しないでしょう。

では、アンケートや授業観察は意味のないことなのでしょうか。違うと思います。それは、教師が専門家として自身の実践を省察し、他の教師と協働してより良い実践を志向する際、貴重な材料となるものだと考えます。

「授業評価がやってくる」と、恐怖心を持って迎えられた5年前とあまり状況は変わっていないとすれば、私たちにできることは何か、と考えさせられる記事でした。

2013年1月9日水曜日

新年おめでとうございます。新政権で教育はどう変わる?

新年おめでとうございます。

時期(とき)がうつるのが本当に早いですね。
年末に選挙があり、政権が変わりました。
まだ、ひと月たっていませんが、かなり前のことのように感じます。

さて、自民党政権が復活して、教育改革が一休みするという見方もあるかもしれませんが、現実は一休みにはならないと私は思います。

民主党政権は改革イメージが先行した感があります。現実問題を十分に吟味する時間がなかったのかもしれません。

今回はこの同じ轍を踏まないよう、現実を踏まえながら必要な改革をする時代に入ったのではないかと思われます。そうであるならば、本格的な改革が始まる元年となる可能性が高いということになります。

教育における改革とはどのようなものでしょうか。

やはり本物の人間を育てる教育になろうかと思います。塾と連携しての募集、大学と連携しての進路拡大ということももちろんあっていいわけですが、連携にエネルギーが注がれると、肝となる部分がなおざりにされる傾向が多かったように感じます。

論理的思考力、対話力、表現力、世界的見識、体力、倫理観。

各教科における論理的思考力を身につけると同時に、上記についても身につけるということを「家庭でも」「学校でも」「個人でも」実践することが今迫られています。

今年も大きな課題を乗り越えるべく目の前の課題に邁進したいと思います。

今年最初のセミナーは2種類の特別企画です。
ご参加ご検討ください。

2月 学園本部・校長のための『学校改革総括セミナー』(講師;稲葉人司)
京都・博多・仙台・東京の4会場にて開催

ー 場所を変え、ゆったりと時間をとり、学校改革を総括してみませんか? ー

2月 管理職・募集リーダーのための『生徒募集ランクアップセミナー』
(講師;稲葉人司)  京都・東京にて開催

ー 確実に・安定的に生徒募集の成果を上げるための一貫した考えに基づく体系的募集技術 ー



本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。