2012年11月30日金曜日

京都大の来春開学の全寮制大学院

本日、京大が秋入学を見送ることが発表されました。
秋入学の動向ももちろん見逃せないですが。
京大の来春開学の全寮制大学院も注目です。
大学の入試制度が変わっていくことで、初等・中等教育の在り方も変わっていってほしいですね。

以下、
毎日新聞 2012年11月05日 の記事http://mainichi.jp/select/news/20121106k0000m040077000c.html 
より抜粋です。

●5年制の博士課程
定員は1学年20人。
アルバイトをする暇がないほどの厳しいカリキュラム
原則として全学生に月額約20万円の「奨励金」を支給。
年間約60万円の学費は学生が負担する。


●京大が新たに提唱する学問体系 「総合生存学」
●人類が生存し続けるために不可欠な地球規模の課題の解決方法を探る。
●文系・理系を問わない。
●入試は小論文や口頭試問(面接)で、学部で学んだ専門知識を踏まえ、自分の将来ビジョンを語ることが課される。
●学生はキャンパス内の寮で生活
●授業なども寮で行われる。
●教授陣は24人(兼務含む)を予定し
●学生個別の目標に合わせたカリキュラムを作成。
●授業はディベート(討論)形式が中心となる。
●また、在学中に海外での留学やインターンシップを義務づける。
以上、毎日新聞 2012年11月05日 の記事より抜粋


大小の組織を問わず、リーダー人材が少ないと言われている昨今、
現代の課題に風穴をあけてくれるような期待のもてる取り組みで、
かつ、本気度が感じられるので大歓迎です。

それにしても、月額20万円の奨励金をいただけるなんて、
私が入学させてもらいたいです~。


2012年11月29日木曜日

生徒の主体性を育む学校を選びましょう

わかりやすい授業が展開されるケースが増えています。
  学力の世界基準からみると近年日本は遅れがみられる
  ゆとり教育の弊害を取り戻そうという動きがある。
  など世間で言われていることが影響しているのでしょうか。
近年は学校でもわかりやすい授業を先生がこころがけることが増えています。
喜ばしいことなのですが、喜んでばかりもいられないという部分もあります。
わかりやすい授業に満足をして、生徒が自ら考える機会が減っているのではないか、という部分です。
必要な単元が多く、それを終わらせるとなると、
 ①生徒が考える、あるいは、
 ②話し合いをする、あるいは、
 ③問題演習をする、あるいは、
 ④発表をする、
という生徒の主体的活動が少なくなります。
そうしますと本当の実力がつくかどうか。
結果はご想像のようになるのではないでしょうか。

学校選びをするときは
  授業外(放課後や長期休暇)の時間をどのように使っているか
という視点も大切なポイントの1つだと思います。

  生徒のためにできることを最大限に実施している学校 と
  積極的に活用する活動が見られない学校
に分かれます。

授業ではなかなか実現できない上記の4つのポイントを積極的に推進している学校を見つけましょう。

2012年11月9日金曜日

中堅教員育成 私立学校の動向調査結果

過日にお願いしていました中堅教員育成に関しますアンケートの集計が完了しましたので、ご報告申し上げます。

現状には謙虚な姿勢で自己評価されておられることがわかりました。
また、今後については教員育成を充実させていくという意欲的なスタンスをみてとることがわかる結果となりました。

http://www.humanlink.info/121107chuuken%20kekka.pdf

意外なことと思われるかもしれないですが、「教員育成をやらないといけない」と本気でとらえておられる(優先的に時間や労力をかける)学校様は案外少ないものです。

そういう意味では、今回ご協力をいただきました学校様は今後よい学校づくりのモデルとなる学校であろうと思います。

私ども仕事がら全国いろいろな方面に出かけ、いろいろな方とお会いします。
そのようなときに微力ながら皆様を陰ながら応援(紹介)させていただきたいと思います。

良い学校が選ばれる学校に。

今後も支援させていただければと思います。