2012年8月10日金曜日

2012夏期教員研修 今をじっくり味わいながら将来に備える


お盆の時期になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
ご実家に帰省される方も多いかと思います。無理をせずじっくりと今年の夏を味わいたいものです。お気をつけてお過ごしください。

さて、この8月はご依頼いただいた学校様内で実施する研修会が目白押しです。

担任講座、授業アンケート結果分析報告(研修)会、中堅講座、課長研修、生徒指導研修会など、九州から東北まで様々な私立学校様よりご要請をいただいております。学校により優先課題は異なります。その課題ごとにテーマを設定して研修を行うことは大切です。長年の組織の風土なのでしょうか、同じ学校の人が研修という形で講師を務めて教育的なノウハウやスキルを後輩教員に伝えていくことに抵抗を感じておられる学校はまだまだ数多いと感じます。教員はみな立場が同じという古くから学校に根付いてきた考え方からきているのです。また、教員自身の問題や課題を掘り下げるような弊社が企画する研修については、求められる学校とそうでない学校とにはっきりとわかれる傾向にあるように感じます。また、管理職が求めてもその学校の管理職以外の教員は求めていないというケースも数多くあります。これが現実だと思うのです。

そのような中でも今回のようにご要請いただく学校があります。抵抗があっても揺るがない筋の通った学校であり、間違いなく抜きんでた学校です。今はまだ大きな成果を獲得されていなくても、将来必ずや社会をリードする成果と実践を展開される学校だと思うのです。

その中でも、過日ある学校で行いました「担任講座」にご参加の先生からのアウトプットをご紹介いたします。
○今後予想される問題について、(教員間で)共通認識を持つことができました。
○生徒に対して粘り強くしつこく教えていくことが大切だと思います。
○自分が経験を重ねる中で忘れてしまっていたことや自分の考え方のクセが他の先生方と話す中から気づくことができた。
○教員が「こういう生徒になってほしい」というビジョンを持つことが大事だと気づいた。ただ思うだけでなく「こういう生徒になってほしいんだ」という気持ちを伝えることが大事。また、どういうクラスにしたいのか生徒と話し合う。

このような感想を残されました。
上記以外にもたくさんのご感想をいただいております。

物事の問題を考えるとき、
●自分以外の問題点に注目してしまう
●自分で、一人で、解決しようとしてしまう
ということはよくあることです。
ほぼ無意識のうちに上記のようになってしまっているのです。
私(筆者)も実はそうなのですが。。。

しかし、今回ご参加の先生方からは
●先生ご自身の課題に着目されている
●教員が共同で生徒にあたろうとされている
このようなご感想を数多くいただきました。

明確にされた意図で、実現したいテーマで、時間や参加者などを設計すれば、本当に良い研修会になるということを学びました。

ご要請いただきました管理職の先生、それから、ご参加された先生方に改めて御礼を申し上げます。

教員研修をお考えの方は、ヒューマンリンクまで一度ご相談ください。 

  

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