2021年6月21日月曜日

高等学校におけるスクールポリシー義務化

 今度、中学高等学校の先生向けの『スクールポリシーを策定する際のポイント』をテーマとしたセミナーを開催します。

このセミナーの案内を作成しながら思ったのは、

●生徒に本当にやってあげたいことをやれていない学校は、スクールポリシーを策定するのに、苦労される(あるいは、違和感を感じられる)のではないだろうか

ということです。

日頃から教育実践と教育成果の納得度が十分でない学校が、スクールポリシーを策定したとしても、それがとってつけたような感じにどうしても学校側の気持ちがなってしまうのではないかと心配します。

スクールポリシーなどは、本来はどの学校でもすでに表現(明文化)されていてしかるべきもののはずです。本校はこのような力をつけるのだという学校としての信念があれば、学校を設立してもう何年も経過している学校ならばそれが内側から滲み出てくるはず、と考えられます。なので、本校はこのような方針・施策で教育を行い、この領域においては他校よりも抜きんでた成果が出ています、この成果数字をみてください、と言っているはずです。が、実際はどのような状況でしょうか。

この今の現実をみて、このままではいけないと、文科省がスクールポリシーの高等学校における策定の義務化を打ち出したのです。

スクール・ポリシーの策定及び運用に係る方向性について(文部科学省)

https://www.mext.go.jp/content/20201021-mxt_koukou01-000010619_03.pdf

ただ、本来は滲み出てきたものを学校自らの意思で明文化されていてしかるべきものです。

なので、スクールポリシーを策定するにあたってたいへん重要なのが、

義務化されたから重い腰をあげるのではなく、チャンス到来ととらえて真に生まれ変わるんだ、という姿勢でのぞむこと

とおもわれます。


そして、この姿勢になるには本校の教員がその気にならないといけません

さらに、その気になってもらうには「生徒に本当にやってあげたいことは何か」について教員間で何度も話し合いが必要かもしれません。


●『本校が本当にやってあげたいことは何か?』を突き詰める

これが学校としての今後を決めるすべてのカギになるような気がします。

是非、セミナーなどで共に突き詰めていきましょう!!


弊社主催のスクールポリシー策定に関するセミナー

(日程決定7月7日、アルカディア市ヶ谷)

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