2011年12月21日水曜日

選ばれる理由は授業にあった 理科C先生(3)

今回はC先生の事例を紹介する3回目です。
ご参考いただくとともにお楽しみください。



C先生の授業アンケート結果の推移
授業満足度
07
08
09
10
11
学力向上
32%
38%
64%
68%
68%
※上記各項目の%数字は、単純な構成比を表すものではなく、各項目を調査するための4つの選択肢のプラス評価(選択肢1回答と2回答の比率の合計)-マイナス評価(選択肢3回答と4回答の比率の合計)という計算式から算出されたもの。

授業の特徴・技術(Q7)
07
08
09
10
11
1.毎回の学習目標(ねらい)を提示している
5%
9%
34%
39%
32%
2.毎回の学習目標(ねらい)を提示することは少ない
7%
6%
8%
4%
1%
5.話し方がはっきりしていて聞きやすい
54%
41%
62%
63%
51%
6.話し方がはっきりしておらず聞きにくい
5%
3%
3%
1%
1%
9.板書の字が丁寧で見やすい
39%
41%
60%
53%
51%
10.板書の字が丁寧でなく見にくい
2%
0%
4%
4%
1%
15.机にうつぶせになっているとすぐに注意される
17%
16%
25%
25%
17%
16.机に伏せていてもあまり注意されない
10%
6%
10%
8%
2%
19.生徒が理解しているかどうかを確認しながら授業が進むことが多い
24%
9%
41%
38%
32%
20.生徒が理解しているかどうかを確認しながら授業が進む事は少ない
10%
16%
4%
2%
0%
21.授業内で大事なポイントを指摘してくれることが多い
41%
38%
49%
48%
46%
22.授業内で大事なポイントを指摘してくれることは少ない
10%
3%
3%
0%
1%
29.教科書以外の教材やプリントを使う機会が多い
17%
25%
46%
43%
32%
30.教科書以外の教材やプリントを使う機会は少ない
12%
3%
1%
1%
2%
※本データは、生徒の回答数の全体比率

●両面印刷の確認テスト
授業アンケートの調査項目に、「生徒が理解しているかどうかを確認しながら授業が進むことが多い」という内容があります。C先生は、この項目の評価もとてもよくなっているので、お聞きしました。

3~10分の小テストを単元ごとに行っています。同じ問題を両面にプリントしていますが、その片面をつかってテストします。採点は自分(先生)が行います。使っていない方の面は生徒返却後に生徒が自分で復習するときにその面をつかって勉強しようという狙いがあります。記憶もののときは、覚えるまで放課後残って何回もテストをやる場合もあります。

最初はテストをやる意味を十分に理解しない生徒もいます。が、「授業中にあのテストでやったことはこの場面でこういう形で使われているよね。」「あの時小テストで理解(記憶)しておいてよかったね。」などの確認を授業中に定期的に行うようにしています。そうしますと、小テストを放課後にやっても、生徒はいやがらず前向きに受けるようになってくるように感じています。それから大事なことは、「定期テスト」とも連動させているという点でしょうか。小テストを確実にやっていますと「定期テスト」も点数がとれる可能性が高いようにしています。完全に連動させてはいませんが、ウェイトを高くして連動させています。



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