2016年2月12日金曜日

ついつい油断 学力につながる授業 貴校の全国水準は?

一見しては見えないものに精力を注ぐことが大切かもしれません。

授業アンケートをいろいろな学校で担当させていただきますが、弊社算出の指標で学力向上がマイナス評価の先生の数で、授業力や学校力が歴然とわかります。

1つの教科に13~15名ぐらいの教員がおられたときに、学力が伸びる授業に取り組んでいる学校(教科)は、マイナス評価の先生はおられないことが多いです。マイナス評価の先生の数は0です。
反対に学校(教科)として取り組んでいない学校は、4~6名ぐらいになります。
これだけおられれば、どれだけの授業が学力向上にあまり機能していないかがわかります。

生徒の満足度・不満度、授業内容が学力向上にどれだけ影響を与えているかは、一見してはみえないものなのです。
校門や受付が清掃されていない、あるいは、生徒の素行(マナー)がひどい、などは見えるので、これはすぐに学校評価につながってきます。
直さなければという意識になり、改善が進みやすい側面があります。

が、先ほどの見えない領域は後回しになりやすい側面があります。
気が付いたら簡単には取り返しのつかないことになっている場合もあります。

アクティブラーニングの要素を取り入れた授業を展開する学校も増えてきました。
新しい授業展開をしているならなおさら学力につながっているかの検証は必要でしょう。

見えないものに精力を注いで生徒や社会に還元するという日本の学校ならすべての学校が本来持ち合わせていることにもう一度真摯に向き合ってみるという時節なのかもしれません。


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