2016年2月9日火曜日

高校生にもなるとあまり家庭学習しないのが普通?

全国各地の私立中高の募集状況が報道されています。
今年も厳しさが増しているようです。
気になるのは人気がない学校が回復の糸口を見出していないように見える点です。
人気が出る学校とそうでない学校のカギとなるものは何かを考えていたちょうどそのとき、

「本校の今の様子は、自学するのが当たり前、しない生徒は浮いてしまう雰囲気がある。」
という学校にお会いしました。
以前からよく知っている学校ですので、3年前はそのような雰囲気ではなかったので、驚きました。
何がよかったのでしょうか。

もちろんいろいろと要因はあろうかと思いますが、
●この学校様はいい学校にしようということに強いこだわりを持ち続けている
という点に着目しました。

いい学校とはどんな学校かという定義はいろいろな見解があってたいへん重要なことですが、定義が定まらないことを理由に変わることを躊躇する学校がとても多いのが実情です。

一方人気のある学校は
●ニーズを積極的にとらえて他校の慎重姿勢を傍目に自ら変わっていく
という特徴があります。

目標とする「いい学校像」に異議を唱える方もおられたとしても、本校は「この方向でいい学校にする!!」という意識は他の学校よりも圧倒的に強いということを感じていました。

これが功を奏したのだと思われます。
国公立合格は1年で100名を軽く超えました。
厳しい生徒募集も反転攻勢に出ました。

前回記事にとりあげた先生のお言葉で、
『常に理解をしてもらうための言動をする』
『どれだけできるかわからないが全人格をもって戦う覚悟』
『必ず成果が現れると信じ行動する』
『生徒のために大切なことはどっちだ、という価値観がブレることなく行動する』
という箇所がありました。

このような先生がどれだけ学校に存在するかで今後の学校の行方を左右するのかもしれません。

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