2018年11月14日水曜日

やることはやったよ、という感覚になってしまう

今年一番の冷え込みのところが多くなっていると報道がありました。
日に日に冬の足音が大きくなっているように感じます。
私は魚釣りに出かけますので、季節の変化を肌で感じます。
夏は半袖で夜でも釣ることができますが、この時期の夜釣りでは厚手の上着が要ります。
釣れる魚も変わってきます。
夏はクロダイ、秋はサヨリ。
季節は本当にいいですね。

一方、仕事ではアンケート調査や研修などでいろいろな地方の学校(中学高校)にうかがいます。
最近感じるのは、大学入試が変わることによる新しい取り組みの導入のお話しをお聞きすることが多いことです。
・タブレットやコンピュータを全生徒に持たせる
・電子黒板やプロジェクターやスクリーンやWiFiを設備する
・ネイティブ教員の採用を増員する
・オンライン英会話を導入する
・グローバル関係の新しいコースを立ち上げる
・アクティブラーニング型の授業を積極的に実践する
などです。

英語は四技能(読む・聞く・話す・書く)を重視した入試に対応するために、上記のような実践を積極的に行う学校とそうでない学校に分かれます。
まずは積極的に取り入れるかどうかがポイントになります。
すなわち、取り入れていない学校よりも、積極的に取り入れている学校の方がニーズ対応力があると言えます。

そして、積極的に取り入れている学校の中でも、さらに二つに分かれると思います。

それは、この取り組みを成果につなげる体質がその学校にあるかどうか、ではないでしょうか。
わかりやすく説明します。
例えば、進学実績をあげるため授業時間を増やす学校が急増した時期がありました。
授業時間を増やした学校がすべて良い成果を上げたのでしょうか。

ご承知のように、そうではありませんでした。

なぜ、そのような差が出るのでしょうか。

それは以下の理由によるところが多いと思います。
成果が出ているかどうかについて、学校の責任と思っているどうか、これは学校により大きな差があります。

すなわち、学校は、「きちんとニーズに対応した授業や進路指導を行いましたよ。最終的な進路結果はあなたたち生徒の責任だよ。」というスタンスを無意識のうちにとってしまいやすい風土があります。

学校に悪気はありません。学校は本当に真面目にきちんとニーズ対応して実践しているのです。忙しさなどのためについつい上記のようなスタンスになってしまうだけなのです。

学校選択をする際は、そのあたりことを念頭に、説明会や個別面談にのぞまれるといいかもしれませんね。

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