2020年6月18日木曜日

学校の本気度で世界を変える

日本の生徒や学生の学力レベルが以前より世界水準でみたときに低下してきていると報道されることがあります。

これに関連して
昨日と今日にかけて思いましたことは、
家庭が思っていること 

学校が実際にできていること 
の2つにはギャップがあるのではないか、ということでした。

中学でも高校でもこのことはあるかもしれないと思うのですが、

家庭の保護者は
「もう中学生や高校生だから、子供本人と学校の指導で、相応の進路に進んでくれるはず。」
と思っている。

学校側は
「授業やクラス運営や行事や会議や新しいことなど、やるべきことが山ほどあり、1クラス30~40名の生徒の一人ひとりの細かな現状を把握しなくては、という意識はあるものの、現実的には大きな問題がなければ細かな生徒の変化までは見れてないかな。」
となってしまっている。

このような状況から

3年の卒業間際になって「これでよかったんだろうか。」と思う保護者も少なくないというのが私の感想です。

私は学校側の事情もよくわかるので、これは致し方ないと思うのですが、もしこのような状況があるならば、やはり対応しないといけないと思うのです。

対応策としてはごくごく普通のことですが、「保護者への状況報告などの徹底」ではないかと思います。

学校アンケートを色々な学校でさせていただきましても、保護者と学校側とのやりとりが豊富な学校は、特別な活動をされているわけでもなく、学校満足度や愛校心が高いのです。

具体的には例えばこのようなアプローチはどうでしょうか。
・進路意識は1年から強く持たないと間に合いません。今の1年は現状そのようになっていません。
・生徒たちはスマホに振り回されている現状があります。これではいけないのです。
・現状に対し、学校は今このような取り組みや声かけを先生全員でやっています。
・その成果としてこのような変化がこの夏には生まれました。
・甘んじることなく、今度はこのような取り組みをやっていくつもりです。
・保護者の皆様はどのように感じておられますか。危機感を感じておられると思います。お声をお聞かせください。

など、学校の本気の取り組みや思いを伝えて、リアクションをもらうように、手をかえ品をかえ働きかけるのです。続けるのです。

このように書いていて思ったのですが、やはりこのように実際に動いている学校は少ないのが現実です。

できることはやはり日常に転がっているのかもしれません。

日本の学校には本来生徒への本気度が強かったはずです。

学校の本気度を取り戻すだけで、日本の学力は世界を圧倒的に凌駕すると思うのですが、これは私の思い込みでしょうか。

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