2020年7月2日木曜日

組織を動かすのは「シンプル」なルール

今日思いましたのは、「決定したことは従う」ことの重要性です。
今このように厳しい状況になったときに、このルールを守るかどうかは、組織の行く末を左右するぐらいの重要事ではないでしょうか。

最近テレビによく出演しておられる元○○○知事、元○○市長の方の著書を読んで、あのなかなか動かない行政を動かしてこられた理由がよくわかりました。
パフォーマンス先行でられるようにテレビからは見えたりもしますが、著書を読みますとそのようなことはない、動かしてこられたのはこの方の実力だ、と思いました。

その著書で、「決定したことには従ってもらう。」ということは絶対に譲らなかった。意見が異なる重鎮の人とも最初にこの組織のルールは大前提であることを確認しあってから本音同士のぶつかり合いの議論を始めたとあります。
なかなかできないことですが、腹を決めてやってこられたのでしょう。

学校ではいかがでしょうか。

私共も研修会に多くの先生方に参加いただくのですが、「前向き」に参加される先生と「いやいや」参加される先生とに分かれるのです。

参加すると決定(承服)したから、全力で勉強する人 と
参加すると決定(承服)したのに、いやいや行動してやったふりをする人

冒頭のルールを適応しましたら、「いやいや」研修に参加するのは組織大前提のルールを違反していることになります。
そのような態度をとっていて物理的なお咎めがないならばそこで働く人にとっては「そのような態度をとっても許されるのだな。」ということになり、自分はそのような態度をとっていないのだから、「今の仕事振りでもだいぶましだよね」という風に、楽な方へ楽な方へと流れてしまいます。

このようなことは言われなくてもわかってる、と思われる方も多いかと思いますが、いざ本当に実践ができているのかと自分の行動を振り返ってみると、なかなかできていないかもしれないと思いました。

行政をも動かしたこのシンプルなルールは、今だからこそ見直されるべきものではないでしょうか。

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