2012年7月10日火曜日

保護者の皆様との信頼関係づくり 教員研修会

近年は、在校生の保護者の皆様との信頼関係づくりを研究される学校が増えました。
学内で研修される場合もあるのですが、弊社にご依頼いただく場合も多くりなりました。


このような研修への第一印象としてよく言われることに、「スキルを学習してもそのスキルを駆使することはできないのでは。」という内容があります。が、実際は、スキルを駆使する必要はなく、まずは大切なことは何かを改めて認識することが大事になります。心構えとかこれだけは守る実践を認識することではないかと思います。


自分自身がその場の局面に立ったときにも、あのとき研修で大切なことを確認したな、そのことを守ればなんとかなる、などを想い起こしながら、一度失敗しても挽回がきくことがポイントのように思います。


先日学内で実施しました学校様は、義務化されていない有志に任された研修であるにもかかわらず、20名の先生がお集まりになり、講義と演習に前向きにお取り組みになられました。
ご参加の先生方からアンケートをいただきましたので、以下ご紹介いたします。


1)
●先生のご感想
①基本は親を信じる(親の気持ちになれるかどうか) ②親のバックアップあっての生徒 ③一人でかかえず、連携をとる!


○ヒューマンリンク感想
親を信じると書かれています。クレームがあるとついつい親を敵対視しがちですが、親を信じることの大切さを再確認されています。
また、一人でかかえず連携をとる、と書かれています。自分でなんとかと考えてしまいがちですが、教員も組織でみんなで課題を解決していこうというこの学校の良さが出たコメントだと感じました。


2)
●先生のご感想
①改めて学校は特殊。「権力」がどこかにあって、そのことが教員には当然になっている  ②クレーム=宝ととらえる ③一人でやろうとしない ④本校、先輩教員からのレクチャー不足(学校の組織力の弱さ)  ⑤授業以外での取り組み、プロ意識。


3)
●本来は、学校と保護者は頻繁に連絡を取るものではなく。教師と生徒の信頼関係を作るのが第一で、生徒を通して学校の様子を知ってもらったり、担任の指導方針を理解してもらうものだと思っていました。本校は親切すぎる(甘やかしすぎている)と感じていましたが、時代の流れや本校の方針を受け入れなければならない。


こんなように熱心なご意見や気づかれたことなどをたくさんいただきました。


やはり先生方も常に指導の最前線ではなく、たまには一息入れて振り返ることが大切なのだと実感されておられるようです。


7月には東京と京都でセミナーを開催します。
私学経営マスター講座VOL①
「保護者対応力を磨ければ、保護者のクレーム(意見)は追い風となる」
http://www.humanlink.info/120701hogoshaDM.pdf


私学経営マスター講座VOL①~⑤
http://www.humanlink.info/120701seminarscheDM.pdf


ご参加お待ちしております。

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