ほんの少し前までは、授業は各先生の聖域だった。
他の人は踏み入れることができない領域というのがあった。
先生が世間一般の人々から先生が尊敬されていたから成り立っていた状態ですよね。
今でもそういうのは大半の学校で残っているのではないかと思うことがあります。
近年は授業参観やオープンデーなどといって、学校や授業を開放する機会が増えました。
しかし、生徒へのかかわり方がなんかおかしいと外部の人間が思っても、あるいは、それを学校に伝えても、思ったようには改善が進まないということを多くの方がご経験されているのではないでしょうか。
こういうことから考えると、
まだまだ授業や指導の仕方などは各先生の聖域に近い状態になっているのではないかと思うのです。
でも本来は、保護者や現代社会から要請されるニーズにこたえることをやり、その上で、各先生のキャラクターや持っている資源で生徒に付加価値を提供することが必要ですね。
しかし現実は、世のニーズへの対応力がこころもとなく、これまでやってきたことの踏襲型であればなんとかやれるという学校が多いわけですね。
だから、ニーズにこたえることはかるくクリアしようと思っている先生が多い学校はいい学校なのです。
先日ブログで紹介しました授業アンケートhttp://bloghumanlink.blogspot.jp/2012/07/blog-post_18.html
をして生徒からの生の厳しい声を真正面から受け止めて課題を解決していくこともごく当たり前のこととして、実践している学校はいい学校なのです。
授業アンケートをやっているという学校はたくさんあります。
が、その中身は学校間格差がとても大きいのが現実です。
受験を控えた方は、オープンスクールや説明会に参加されたときに、授業アンケートの結果をどのように直視しどのように対策をしているかをしっかりとチェックしてみるというのは一つのアイデアだと思います。
あるいは、そこまで細かくヒアリングしなくても、
●世間からの厳しい声を真正面から受け止める姿勢がどれだけあるか
●世間からの意見を軽く超えるような実践をする姿勢がどれだけあるか
という観点から学校をみていくと、本当は見えない大事なことが見えてくると思います。
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