2012年7月27日金曜日

中学受験・高校受験をお考えの皆様へ 学校選びのポイント②

以前より弊社の学校経営勉強会にご参加いただいている教頭先生よりメールをいただきましたので、それをご紹介しながら、学校選びのポイントについてコメントいたします。


以下、教頭先生の文書 と(→箇所はヒューマンリンクのコメントです)


貴社の「生徒募集実践マスター講座」に参加した●●先生が、良い刺激を受けて帰ってきて、7月初めの「第1回学校見学会」の全体ガイダンスで、「私の授業を紹介します」ということで、パワーポイントや動画を駆使し、約10分熱弁をふるってくれました。


  →
  ●『現場の先生が熱心に自分の授業について語る学校』と
  ●『カリキュラムや行事やクラブなどの通り一遍の説明をする学校』と
  ではどちらに注目がいきますでしょうか。
  もちろん現場教員が熱心に語る学校ですよね。
  受験を控えた方は、学校に足を運び、学校のことや授業のことについて
  語ってくれる学校を探しましょう。


昨年度までは私がパワーポイントを使用して話すだけでしたが、「今年からは是非若手の先生に自分の授業を紹介してもらう」という私の提案に、彼女が積極的に応えてくれて実現しました。


  →
  ●上司にあたる先生からの提案に積極的に応える先生がおられる学校を探しましょう
  ●この学校のように管理職と教員との関係性が優れた学校は、生徒間・教員-生徒間
  の関係性が優れたものになります。つまりは、いじめなどの行為が  浮き彫りにされ
  るので、当然ながら改善の手立てが早いものです。


学校見学会の参加者にも、本校の先生方にも非常に評判が良く、第2回以降も続けていこうと考えています。次回には彼女の同期にも登場してもらうとも考えています。


  →
  このように「勇気をもって踏み出す」行為は引き継がれやすいものです。
  良い活動が循環していますね。好循環している学校を見極めましょう。


また、セミナーから帰ってきてから、本校のHP作成にも積極的に取り組んでおり、自分のアイデアで内容を変更したりしていますし、この時期の中学校訪問は例年、ベテラン3名で行ってきたのですが、私が校舎の改修工事等で忙しいことがわかり、4校だけですが私の代わりに中学校を訪問してくれました。


  →
  余裕がないときなど、仕事を助け合うのをついつい忘れてしまいます。
  が、この先生の助け合う姿勢をお聞きして、自分にもモチベーションの高まりを覚えました。
  でも、教員間がどういう関係なのか、外部の人間にはなかなか見えないものです。
  どのように見極めていくか、今回の最後のところにまとめました。


彼女の持って生まれた性格等もあるとは思いますが、「セミナーは難しかったけれど、これだけはわかりました」と教務室全員に報告書配ってくれ、それを見ても、その後の彼女の活躍を見てもセミナーが良い刺激になったと思っています。
セミナーに思い切って参加させて良かったです。これからも機会をみて、積極的に若手をセミナーに参加させていけたらと考えています。今後ともよろしくお願い致します。


  →最後は、ヒューマンリンクのセミナー(講座)を持ち上げていただきました。
  本当にありがとうございます。


<今回の学校選びポイントまとめ>
この学校のように現場教員が学校のことを熱く語る学校が意外と少ないのが現状です。
ですので、外部の人間が学校の中のことを知ることは難しいものです。
しかし、学校選びをするときには、中身の雰囲気を感じ取ることが大切です。
学校からの説明がない場合はこちらから質問をしましょう。


例えば、
「今年1年で最も印象に残った学校での出来事は何ですか?」
「現場の先生がお話をされるイベントはありますか?」
「学校を変えていこうという提案が学校内であった場合、提案をうけた側の先生はどのように受け止められますか?」
「管理職の先生と現場の先生との関係について教えてください。」
「管理職の先生と現場の先生との関係にまつわる興味深いエピソードがあったら教えてください。」
「余裕をもって日常業務にあたるのが難しいと言われていますが、貴校では具体的に工夫されていることはありますか。教えてください。」


学校選びに大切なのは、「進学実績」や「教育システム」だけではいけません。
教員の心構えと毎日の実践がどのように営まれているのか事前に知った上で判断してまいりましょう。


学校選びに困られたときなどは、ヒューマンリンクにメールでご相談ください。
ヒューマンリンクの推薦校(私学/全国)をご紹介できるかもしれません。



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