2011年10月14日金曜日

選ばれる理由は授業にあり A先生の事例

弊社では授業アンケート・授業改善の支援活動を行っています。いろいろな先生から授業が良くなった事例を紹介してほしいというご要望をいただいておりました。どのような工夫をし、あるいは、自分をどのように変えていかれたのか、インタビューさせていただきまとめましたものをこのブログにてこれから少しずつ紹介してまいりたいと思います。



A高等学校 A先生 地理歴史科

■授業アンケートの結果 A先生のデータ
授業満足度(Q1-Q6
07 (1)
08 (1)
09 (1)
10 (1)
11 (1)
傾向
意欲
4%
1%
35%
52%
82%
関心
-9%
-14%
25%
41%
70%
学力向上
-18%
-37%
24%
30%
67%
理解
22%
-11%
33%
64%
91%
好感
11%
-12%
44%
70%
91%
合計
11%
-74%
161%
257%
400%

上記各項目の%数字は、単純な構成比を表すものではなく、各項目を調査するための4つの選択肢のプラス評価(選択肢1回答と2回答の比率の合計)-マイナス評価(選択肢3回答と4回答の比率の合計)という計算式から算出されたものです。

A先生のお話のまとめ

●生徒が理解しやすいようにすべての手法を転換する
以前は、毎時間の進捗を気にしすぎていて、終わらせないといけないという気持ちが強く、余裕をもった授業展開ができていませんでした。
が、最近は、とにかく、生徒にとって丁寧な授業をすることができるようになったと感じています。
例えば、実践していることは、
・生徒が理解しやすいように、
  各単元での重要ポイントをきちんと整理する。

・生徒が理解しやすいように、
  説明の表現方法についても考え実践し見直しをする。

・生徒が理解しやすいように、
  毎時間の学習の狙いを極力シンプルに授業開始時に伝える。

・生徒が理解しやすいように、
  重要ポイントを体系化したプリントを各単元ごとに作成する。

・上記のことを毎時間実施することができるように、
  授業の前日までに教材研究を行う。

・教材研究には、教科書、参考書、資料集を使う。

・板書はチョークを3色使う。黄色は重要ポイント。
 もう一色の使い方は試行錯誤をしているところ。

などです。

次回は、A先生のお話の続き「授業を分割する」をご紹介します。



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