2011年10月26日水曜日

選ばれる理由は授業にあり A先生の事例(5)


A先生の授業を工夫された事例を紹介するコーナーの5回目です。
今回は、A先生の事例の最後です。

A先生の授業アンケートの結果推移データは、前回・前々回をご覧ください。



A先生のすごいところ(ヒューマンリンクの見解、A先生へのお礼)
私はこのデータをみたときは本当に驚きました。最も大切であるがなかなか向上させるのが難しいとされる「学力向上」指数において、07年において-18%だったのを11年においては+67%にされたのですから。どんな風に工夫をされ、どんな風に自分を変えていかれたのか聞いてみたくなりました。先生の良い取り組みのインタビューをさせていただきたいと思ったのも先生のこのデータがあったからでした。A先生のおかげでこの企画が立ち上がったのです。まさに、人が変わったようなデータでした。インタビューさせていただくとやはり思った以上の先生でした。昔はあまり余裕がなく生徒目線での授業に課題が残った先生が、教材研究を重ねたことで今では生徒の目線に立った授業を展開され、多くの生徒の学力を伸ばしておられることがわかりました。

教師側の視点ではなく生徒からみた教材研究を追及される先生のスタンスに大変大きな感銘を覚えました。そして、人に対する誠実さと教科指導の正確さの両方を兼ね備えた先生だと思いました。今の時代は社会からの要請に自分をどこまで柔軟に対応していくことができるかという部分が大きいように思います。今の子供たちには社会の要請に柔軟に対応するモデルが必要です。今回の柔軟な姿勢をもった先生はそのモデルとして余りある存在と思いました。こんな先生がいたらいいなあと私は思います。3年間のうち少しでもA先生と同じ空間を過ごすことができればその子供は立派に社会の難局を乗り越えていくきっかけになるに違いありません。

0 件のコメント:

コメントを投稿