2018年1月18日木曜日

成果を出す組織には理由がある

箱根駅伝で四連覇した青山学院。
その指導者の原晋さんの著書「勝ち続ける理由」を読みました。

レース前は今年は簡単には勝てないであろうとの予測があったにもかかわらず、圧倒的な強さでの総合優勝でした。
四連覇もしていると、インパクトは初優勝したときなどに比較すると一般的には強くなくなっているのかもしれませんが、私は逆に四連覇することにすごさを感じて、本を手に取ったのです。

内容は、特別な何かをされているわけではないけれど、一つひとつの取り組みが意味が深く、人間の心理や本能にのっとった内容なのだ、ととても勉強になりました。

どんな内容だったかを簡単に箇条書きしますと、
●大義をかかげる。大義を議論する。
●目標管理シート
●学生に意見を言わせる
●当たり前のことを当たり前に実践する
●準備を大切にする
●上り調子であるかを見極める
●深刻にならない
●キャッチフレーズはベタがいい
●やりたいことを表明する性格の学生をとる
●キャプテンは選手で決める。指導者は基本注文をつけない。
●天狗になる選手をたたくのではなく、より伸ばす
とこんな感じです。
(一部、表現を書き換えています。)

このポイントの一つ一つは、
弊社の担任研修とすごく似ているのですが、

例えば、「大義を議論する」
私達はどんな存在か、そして、私達は何を達成するのか、ということについて、徹底的に話し合いますと、人間なら誰でも潜在的に保有している『自己実現(大我)の欲求』を想い起す機会となるように感じます。モチベーションは極めて高くなります。

時間がないということを理由にしてしまいがちですが、
これへの対処法としては、
『まず最初にこの議論はやる。』
としてしまえばいいと思います。
授業と同じです。いくら忙しくても授業をやらない学校はありません。
この議論も授業と同じかそれ以上に重要と思われます。

この著者は、野球やサッカーに比べれば、陸上界は低迷しているから、陸上界を盛り上げるとがんばっておられます。

教育界もこのように華となる活動をつくっていきましょう!!

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