募集活動が今後も有効に機能するかということを考えた時、
●ニーズは合致しているか。
ということはとても重要な指針です。
例えば、動と静。
大人が考える心の状態としてより成熟して理想に近いのは「静」であると考える人が多いのではないでしょうか。
「心の状態は、安定していて落ち着いている。そして、波立たず静かだ。」
これが、望ましいというわけです。
実際に生徒指導の目指すところも、「静かな教室」「廊下は走らない」「先生のいうことを静に聞く」「以前は騒がしかったけれど、最近は落ち着いてうちの生徒は良くなった。」などはよくお聞きする話です。
しかし、受験対象となる小学生や中学生は、「静」より「動」を求めているのかもしれません。
「拘束されない」「自分の思いを聞いてくれる」「自由だ」「遊びにも寛容だ」「生徒が活気あふれる活動をしている」など。
最近の生徒は「自由がいい」などとはあまり公には口にしませんが、潜在的には「動」に通ずる気持ちは保有しているように思われます。
このように大人はいいことだと信じているからそのように指導・教育しますし、それは当然間違ったことではありませんし、必要なことです。
が、学校のカラーとして周囲の方々(受験生など)にどのように受け取られるかという視点になると、少し注意が必要です。
「静」のカラーの学校として強く認知されている学校は、入学したい学校として、それほど強い関心を集めないかもしれないという仮説です。
もしこの仮説が本当ならどのように対処すればよいでしょうか。
「拘束されない」「自分の思いを聞いてくれる」「自由だ」「遊びにも寛容だ」「生徒が活気あふれる活動をしている」という「動」のカラーを持っていると強く認識してもらってから、実は「静」のカラーも併せ持っていますよ、という認識をしてもらうのがいいと思います。
●ニーズ対応が十分にできているか
というチェックはたえず高い感度で行わないと、学校のイメージが実際とは違った風に受け取られてはもったいない、というお話でした。
2月19日東京、2月26日広島にて、
「生徒募集アピールポイント刷新・新学力向上セミナー」(ご案内・PDF)を
開催します。
ぜひご参加をご検討ください。
0 件のコメント:
コメントを投稿