2018年1月22日月曜日

ニーズは本当に合致しているか

募集活動が今後も有効に機能するかということを考えた時、

●ニーズは合致しているか。
ということはとても重要な指針です。

例えば、動と静。
大人が考える心の状態としてより成熟して理想に近いのは「静」であると考える人が多いのではないでしょうか。

「心の状態は、安定していて落ち着いている。そして、波立たず静かだ。」
これが、望ましいというわけです。

実際に生徒指導の目指すところも、「静かな教室」「廊下は走らない」「先生のいうことを静に聞く」「以前は騒がしかったけれど、最近は落ち着いてうちの生徒は良くなった。」などはよくお聞きする話です。

しかし、受験対象となる小学生や中学生は、「静」より「動」を求めているのかもしれません。

「拘束されない」「自分の思いを聞いてくれる」「自由だ」「遊びにも寛容だ」「生徒が活気あふれる活動をしている」など。

最近の生徒は「自由がいい」などとはあまり公には口にしませんが、潜在的には「動」に通ずる気持ちは保有しているように思われます。

このように大人はいいことだと信じているからそのように指導・教育しますし、それは当然間違ったことではありませんし、必要なことです。

が、学校のカラーとして周囲の方々(受験生など)にどのように受け取られるかという視点になると、少し注意が必要です。

「静」のカラーの学校として強く認知されている学校は、入学したい学校として、それほど強い関心を集めないかもしれないという仮説です。

もしこの仮説が本当ならどのように対処すればよいでしょうか。

「拘束されない」「自分の思いを聞いてくれる」「自由だ」「遊びにも寛容だ」「生徒が活気あふれる活動をしている」という「動」のカラーを持っていると強く認識してもらってから、実は「静」のカラーも併せ持っていますよ、という認識をしてもらうのがいいと思います。

●ニーズ対応が十分にできているか

というチェックはたえず高い感度で行わないと、学校のイメージが実際とは違った風に受け取られてはもったいない、というお話でした。

2月19日東京、2月26日広島にて、
「生徒募集アピールポイント刷新・新学力向上セミナー」(ご案内・PDF)
開催します。

ぜひご参加をご検討ください。

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