2018年2月14日水曜日

クロダイの心理は受験生に通ずるものがある?

福井県など北陸で想定外の2mを超える雪が降りました。
弊社のコンサルタントも全国にご依頼いただく学校があるので、学校への移動が大変な時期でもあります。
いつもより1~2時間早く見積もって行動しないといけません。
弊社の社長は今日も雪に埋もれて、移動に苦労しております。(笑)

話は変わり、海釣りの話(私は趣味で釣りをします)ですが、
陸から100mほど伸びる桟橋で釣りをしようとする場合に、桟橋の根元(つまり陸に近い部分)よりも、桟橋の先端か、先端に近い部分で釣りをしようとする人が大半です。
釣りを長年趣味としている人でもその傾向があります。

が、実際は、桟橋の根元に近い部分の方が釣れます(釣れるポイントがあります)。
大潮の干潮の時間帯では、完全に干上がって水に濡れずに歩くことができるようなポイントです。
普通の感覚ならば、こんなに浅いポイントで、警戒心の少ない小さな魚であればまだしも、大きなクロダイなどは釣れるはずはないと思うわけです。

でも実際は
●干上がるポイントの方が栄養分が豊富である。
●釣り人が遠くのポイントにいっていて人の気配が少なく魚の警戒心がゆるんでいる。
という状態であり、意外と大物が釣れるし、数も出るのです。

福井の想定外の大雪や魚釣りの事象を考えていたときに、
●人間の想定というのはどうやってできていくのだろうか?
と思ったわけです。

そして、
●想定するのはいいけれど、想定が邪魔をするということもあるから注意かも
と思ったのです。

この想定があるから助かるという場合もあるのかもしれないですが、
近年の様子をみていると、そのような想定などまったくない状態で
現実に対処した方が良いのではないかとも思ってしまいます。
(想定をまったくもたない幼い子供ならば、沖の方とか浅いから、とか考えずに無心に釣るから意外と釣れる場合もあるかもしれません。)

学校に関することでも同じかもしれません。

よくある想定として、
●首都圏は別として地方では私立よりも公立が完全有利である。
●公立の授業料の無償化がなされ公立有利の条件がさらに強まった。
●最近の生徒はあまり家庭学習しないから学力伸ばすのは難しい。
などなどありますが、
あまりそのような想定にとらわれすぎないことが大切なように感じます。

魚釣りと同じように、ポイントは遠くの海(学校外部環境や公立優位の状況)にではなく、足元(学校の内部、学校を預かる熱心な先生ご自身)にこそ見直すべきポイントやチャンスはあるのかもしれません。

そういえば、この冷え込みの厳しいこの時期にでも沖の方の深い海のポイントにいかなくても、陸からすぐのところで魚(クロダイ)は釣れます。(一昨日も2時間ほど竿を出しただけでも、大きいのが釣れました!!)
冷え込みの厳しい時期に大きな魚が釣れるお話も釣りを趣味にする人の方が案外驚きます。

本日は、
●極力、マイナスにつながる想定はもたないようにして、
●現実の本質の部分を見極めよう、
●そして、楽しんで邁進しよう
という意識が難局突破の糸口となるかもしれないというお話でした。

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