2018年2月16日金曜日

なぜ大都市圏の私学にだけ学校見学するのか?

地方の私学の先生が首都圏の私学への学校視察をされるケースがかなりあります。
首都圏の私学の最先端の取り組みを研究しようという狙いからです。

が、私はむしろ地方の私学にこそ研究すべきスタンスや取り組みがあると思います。
(*ヒューマンリンクが紹介する首都圏の私学は研究対象として意義深い学校が多いです。)

なのに実際は、首都圏の私学が地方の私学の学校視察をされるケースは稀にしかありません。

これはとても残念なことであろうと思います。

もっと良い学校にするために自分たちのここが足りないのではないか、もっと意識して取り組むとどのような結果になるのだろうか、という検証への積極さや繊細さが十分でないのかもしれません。

地方の私学には、
・建学の精神の再構築~心の原点に響くまで昇華
・世界、日本の問題と教育の在り方からの学校教育のビジョン
・道徳の授業研究~実践
・教員の意識改革
・私学としての組織づくり
・生徒を最大に伸ばす授業研究
・生徒を最大に伸ばす担任研究
・本校らしさに必要な『厳しさ水準』の全員での共有化
などを視察することができます。

また、生徒募集では
・本校を推薦してくれる拠点(塾など)づくり
・世界、日本の問題改善にむけて教育を通して共闘してくれる拠点づくり
・募集効果と教育価値を両立させた各種イベント
・募集成果安定のための数値マネジメント
などのお話を聞かせていただける学校があります。

学校で高いビジョンに向かって実践するには、学内に浸透させる必要があります。
このようなことを学内に浸透させるために、ビジョンや意欲を持った人が率先して最後までやりぬいておられる学校が地方にはあります。

そして、ただ訪問するのではなく、『成功要因であろう仮説』『検証すべきテーマ』を事前に鮮明にして学校訪問(学校視察)する。

今日はこのようなことを思いました。
いよいよ今年度も大詰めですね。
思い残すことなくやれることを行ってまいりましょう!!

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ここから以下はご案内でございます。

●会議でどういう雰囲気で何を決めるかがポイントである
という考えから

学校経営コンサルティング【経営会議への参画支援】
http://www.humanlink.info/kaigisankaku.pdf

●組織はTOP(経営者・管理職)の影響力がやはり大きい
という考えから

S-MIC[私学経営研究会]
http://www.humanlink.info/smic.pdf

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